上戸彩:おしん母と半沢妻の共通点語る

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 女優の上戸彩さんが8日、東京都内で日本外国特派員向けに行われた映画「おしん」(冨樫森監督)会見に登場。台湾の記者から「台湾でも『半沢直樹』ブームがすごい。『おしん』もヒットしたが、今回演じるおしんの母・ふじと半沢直樹の妻・花の違いは?」と聞かれると、「おしんを奉公に行かす葛藤(かっとう)をふじは旦那さんにちゃんと意見したり、花ちゃんも言いたいことをズバズバいって旦那さんの気合を入れていた。男性の後ろを3歩下がって歩くのは日本女性のイメージだが、男性の背中を蹴飛ばす勢いの強い女性」と共通点を語った。

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 また、上戸さんは「あなた本人のおしんはいつ産まれるの?」という質問も受け、「前の質問忘れちゃったんですけど」と動揺した様子を見せ、明言は避けた。

 会見には、新人の濱田ここねちゃんと小林綾子さんの“新旧おしん”も出席。新おしんを演じる、ここねちゃんは「おしんが親から離れて奉公することにびっくりした。私ぐらいの年齢の子たちに昔の人たちがどれだけ苦労して生活してきたかを知っていただきたいです」とコメント。30年前におしんを演じ、今回おしんの面倒をみる加賀屋の若奥様役で出演する小林さんは「私とは全然違う、新しい平成のおしん。ここねちゃんのキャラクターが映像に出ていると思いますし、普段はひょうきんで明るいんですが、おしんのなかでは一生懸命耐えて、その必死に頑張っている姿が出ているなと思いました」と絶賛した。

 「おしん」は、山形県の寒村に生まれ、苦難を強いられても決して負けることなく生きる女性・おしんを描いた脚本家の橋田壽賀子さんが原作のテレビドラマ。NHK朝の連続テレビ小説で83年から1年間放送され、同年11月12日の放送で記録した番組平均視聴率62.9%はテレビドラマ過去最高、期間平均視聴率も52.6%を記録した。12日に公開予定。(毎日新聞デジタル)

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