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運動神経悪い芸人(2025)<年末SP>
12月30日(火)放送分
ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は14日から放送される“月9”ドラマ「海の上の診療所」(フジテレビ系)第1話だ。
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瀬戸内海の離島を巡って医療を行う巡回診療船が舞台。といっても、これまでの医療ドラマとはちょっと様子が違う。主人公の医師は、美女にめっぽう弱い三枚目キャラなのだ。
その医師・瀬崎航太を演じるのは松田翔太さん。“チャラ男”といってもいいほどの三枚目ぶりで、にやけながら調子のいいことをぺらぺらしゃべったり、舌を出して“ペコちゃんスマイル”を繰り出したりする姿は、これまで記憶にない役どころ。表情もユーモラスで、ちょっと間抜けでいいかげん、でも憎めない魅力的なキャラクターに仕上げている。
その航太に鋭いツッコミを入れるのが武井咲さん演じる看護師・戸神眞子。元ヤンのうわさがあって曲がったことが大嫌い。きりりとした目元の武井さんにマッチしている。第1話では航太に跳び蹴りを食らわせる場面もあり、調子のよい航太をスリッパでたたいて“突っ込む”姿は、このドラマお決まりのシーンになりそうだ。
航太は、あの名作「男はつらいよ」シリーズの寅さんよろしく、かなりほれっぽい。毎回、訪れた島で美しい女性に心を奪われては、振られてしまう。第1話は加藤あいさんが「マドンナ」として出演、第2話は元AKB48の篠田麻里子さんが出演する。
もちろん航太の医師としての腕は良く、医療を通じて島の人々やマドンナを救っていく。そんな航太の姿を見て、今後、眞子の気持ちにも変化がありそうだ。
航太の軽さとマドンナとの恋、医療がバランス良くミックスされ、瀬戸内海の美しい景色も相まって、明るく楽しく晴れやかな気分にさせてくれた第1話だった。サスペンス風味の謎めいたシーンもあり、果たしてその意味は……?と2話以降への期待値も上がる。毎週月曜午後9時放送。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)
東京・渋谷のNHKホールを舞台に開催された「第76回NHK紅白歌合戦」(総合ほか)が12月31日にNHK総合などで放送され、白組が2年連続で優勝した。
2026年01月01日 03:00時点
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