北米プロバスケットボール「NBA」の2013−14シーズンが30日（日本時間）に開幕し、WOWOWでは開幕戦のシカゴ・ブルズ対マイアミ・ヒートとロサンゼルス・クリッパーズ対ロサンゼルス・レーカーズを生中継する。ブルズ対ヒートのゲスト解説として人気男性デュオ「ゆず」の北川悠仁さんが登場する。NBAのゲスト解説して登場するのは12年4月以来、約1年半ぶり2回目。ブルズの“デリック・ローズ推し”といい、開幕戦について「見どころ満載。この一試合で今後を占えるといっても過言ではありません」と話す北川さんに、今シーズンの見どころを聞いた。（毎日新聞デジタル）

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　◇シーズン中はNBA漬け

　北川さんは、12年4月にNBAの解説に初挑戦した時を「すごく楽しくバスケットボールを見られました。東野（智弥）さんが解説しながら、僕にも解説してくれたのがうれしかったですね」と振り返り、「臨場感をうまく伝えるのは難しいので、一視聴者として興味があることを聞いていきます。それに、バスケットをやっていたので、その目線でいいプレーをどんどん見つけていきたいです」と意気込む。

　解説は約1年半ぶりだが、普段からWOWOWで中継を見ているといい「シーズンが始まったら、僕はWOWOWばかり見ていますね。出かけようとすると、いい試合やっているんですよ。録画もしているし、テレビはつけっぱなしです」とNBAは生活の一部となっているようだ。

　また、北川さんはバスケットボールチームを結成するなど、見るだけでなく、自身がプレーすることもあるほどの“バスケ好き”で「NBAの試合を初めて生で見たのは2000年か2001年で、ニュージャージーのネッツとレーカーズの試合だったのですが、それをきっかけにチームを作ったんです。ツアー中は指をけがしてはいけないので、なかなかプレーできないんですけど……。チームの友人とは飲みながらNBAについて語りますね」と話す。

　◇夢はファイナルとオールスターの生観戦

　北川さんが推すローズ選手は昨シーズンはリハビリのため、休場したが、今シーズンは開幕戦から復帰すると見られている。北川さんはもともとブルズのファンで、しばらくはほかのチームも応援した時期もあったというが、ローズ選手のプレーを見て、再びブルズのファンになったという。北川さんはその魅力を「ローズは往年のドリームチームのような雰囲気がある。まねをしたくなるし、華があるプレーヤーですよね。（ヒートの）レブロン（・ジェームズ選手）のようなサイズ、スピード、パワー、スキルもある超人のような選手がいる一方で、ローズはそういうわけではないんですよ」と熱く語る。

　開幕戦は、ローズ選手を擁するブルズとレブロン選手が率いるヒートの戦いということもあり、ファンから注目を集めている。北川さんも「ローズが復帰して、どこまでやれるのか？　レブロンは時代を変えたプレーヤーだし、脂がのっていて、手が付けられない。あと、3、4年はこのままいっちゃうような雰囲気がある。そこに、ローズがどこまで対抗してくれるのか？　いきなりすごい試合ですよ」と興奮気味に話す。

　今シーズンの優勝候補が話題になると「ヒートでしょうけどね……」とトーンダウンしながらも「でも、それでは面白くない。レブロンに（マイケル・）ジョーダンの連覇数を超えてもらって、新たな時代を作ってほしいという気持ちもあるけど、絶対王者に対抗するローズに頑張ってほしいですね」とブルズに期待を寄せているようだ。

　「ファイナルとオールスターを見に行くのが夢。死ぬまでには生で見たい」と夢を語る北川さん。最後に、今後の活動について聞いてみると「アリーナツアーもありますし、精力的に活動しながら、合間にNBAを見ますよ！」と笑顔で話していた。

　13−14シーズンは、3連覇に挑む王者・ヒート、名門の再起を図るレイカーズ、強力な補強を行ったブルックリン・ネッツやヒューストン・ロケッツなどの戦いが注目されている。WOWOWでは注目の試合を生中継する。