「ヒット解析」でおなじみ、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さんが、その経験と綿密な調査で、月間ランキングを大胆に予測する月1回の企画「MD松尾の月間ヒット予測」です。
ウナギノボリ
解説:朝ドラ“メガネっ娘”の系譜 過去にもブレークした俳優が
2012年12月は、全体的にはまずまずといったところでした。新型ハードのWiiUの発売も手伝って、ハード市場は活況だったものの、ソフト市場は「龍が如く5 夢、叶えし者」(PS3、セガ)、「とびだせ どうぶつの森」(3DS、任天堂)の2強だけが目立ち、やや幅の狭いタイトルラインアップになったこともあり、少し低めでした。
今年の12月はさらに厳しいのではと予想しています。新型ハードの発売がないハード市場のマイナスをソフトの売り上げでカバーするのも難しいラインアップです。ハードはクリスマスシーズンということもあり、ファミリーの支持が高い3DSがいいでしょう。特に3DS LLもさることながら、導入コストの安い通常の3DSが上がってくるでしょうね。
ソフトのトップは、スマホ版が大ブレークしている「パズドラZ」(3DS、ガンホーオンラインエンターテイメント)で間違いないでしょう。集中的に放送されているテレビCMの効果も手伝って、予約が絶好調。お父さんやお母さんがスマホで楽しんでいるのを見て興味を持っていたお子さんの支持も高いのでは。今後ますますテレビCMなどのプロモーションも増えてくるでしょうし、予約もさらに上積みされそうです。
「グランツーリスモ6」(PS3、SCE)は前作の「5」からは実に3年ぶりとなるシリーズファン待望の最新作として期待が持てそう。「ファイナルファンタジー(FF)10/10−2 HDリマスター」(PS3、スクウェア・エニックス)は、PS2躍進の立役者となった人気作とその続編をリマスタリングしたもので、当時の思い出を楽しみたいお客さんの需要が見込めそう。11月に発売される「ライトニングリターンズ FF13」から約1カ月という短期間で登場するのも好材料ですね。また、Vita版は本体をけん引するビッグタイトルとしても期待しています。「真・ガンダム無双」(PS3、バンダイナムコゲームス)は、ビグザムなどの大型兵器でも遊べるのがポイント。中高生向けのクリスマスプレゼントとしてもうってつけでしょうね。
1位 パズドラZ(3DS)
2位 グランツーリスモ6(PS3)
3位 ファイナルファンタジー10/10−2 HDリマスター(PS3)
4位 真・ガンダム無双(PS3)
5位 ドラッグ オン ドラグーン3(PS3)
6位 スーパーマリオ 3Dワールド(WiiU)
7位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(3DS)
8位 進撃の巨人(3DS)
9位 コール オブ デューティ ゴースト 吹き替え版(PS3)
10位 ファイナルファンタジー10/10−2 HDリマスター ツインパック(Vita)
1位 龍が如く5 夢、叶えし者(PS3)
2位 とびだせ どうぶつの森(3DS)
3位 ワンピース ROMANCE DAWN 冒険の夜明け(PSP)
4位 ペーパーマリオ スーパーシール(3DS)
5位 真・北斗無双(PS3)
6位 New スーパーマリオブラザーズ・U(WiiU)
7位 イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ライメイ(3DS)
8位 Nintendo Land(WiiU)
9位 レイトン教授VS逆転裁判(3DS)
10位 ファンタジーライフ(3DS)
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