BS11:人間国宝に聞く 伝統の輪島塗・沈金の世界 ウイークリーニュースONZE

伝統工芸・輪島塗の沈金の人間国宝、前史雄さん
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伝統工芸・輪島塗の沈金の人間国宝、前史雄さん

 BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」は24日、伝統工芸・輪島塗の沈金師として重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けた前史雄さんに、輪島塗の世界を聞く特集「シリーズジュピターの英雄・時代の変革者たち 輪島塗の沈金 人間国宝 前史雄に聞く」を放送する。

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 漆器の装飾技法には、漆を筆に付けて絵を描き、金箔(きんぱく)や金粉・銀粉または螺鈿(らでん)などを蒔(ま)きつけていく「蒔絵(まきえ)」と、塗面に鋭利なノミで絵を彫り、そこに金箔や金粉などを入れていく「沈金」があり、金沢は日本一の金箔の産地で、厚い塗面を持つ輪島塗は繊細な彫りのタッチを生かせるため、沈金が大きな発展を遂げた。

 前さんは、金沢美術工芸大学で日本画を学び、その後人間国宝・前大峰氏のもとで沈金を修業。細密でいて壮麗な作風で、1999年に人間国宝に認定された。伝統を堅持しながらも革新的なチャレンジを続ける前さんに、作家で元NHK「プロジェクトX」プロデューサーの今井彰さんが取材し、輪島塗の世界に迫る。

 放送は24日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞科学環境部編集委員と黒塚まやさん。コメンテーターはジャーナリストの山路徹さん。(毎日新聞デジタル)

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