綾小路翔:初挑戦の舞台初日に意気込み「渋谷の偏差値を下げたい?」

バカロックオペラバカ「高校中パニック!小激突!!」で舞台に初挑戦するロックバンド「氣志團」の綾小路翔さん
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バカロックオペラバカ「高校中パニック!小激突!!」で舞台に初挑戦するロックバンド「氣志團」の綾小路翔さん

 ロックバンド「氣志團(きしだん)」の綾小路翔さんが24日、宮藤官九郎さん作・演出の舞台・バカロックオペラバカ「高校中パニック!小激突!!」の初日を迎え、東京・渋谷のパルコ劇場で報道陣の取材に応じた。舞台初挑戦の綾小路さんは、近未来の渋谷を舞台に不良同士の抗争と少年たちの成長を描く同作で、不良高校生を演じる。リーゼント頭で登場した綾小路さんは「自分がお芝居をするというまったく想像できない世界で、はじめはどういうことなのかなと思っていましたが、各界を代表するワルたちが集まると聞いて行かなくてはと思った」と出演理由を説明。「自分は以前、週刊誌で偏差値39で載ったことありますけど、今回は偏差値15という前代未聞の世界に飛び込みます。渋谷の偏差値を下げていきたいと思っている!」とユーモアたっぷりに意気込みを語った。

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 舞台は、劇団「大人計画」とパルコ劇場が共同プロデュースする宮藤さんのオリジナルロックオペラのシリーズ「大パルコ人」の第2弾。前作の2009年に上演されたメカロックオペラ「R2C2(アールツーシーツー)~サイボーグなのでバンド辞めます!~」では、近未来の渋谷を舞台に、できそこないのサイボーグとロックバンドメンバーのばかばかしくも切ない青春ドラマを軸に、父と子の確執、愛情を描いた。今回は、さらに“青春感”をアップさせ、近未来の渋谷を舞台に、不良同士の抗争と少年たちの成長を描く。オリジナル楽曲を、ロックバンド「怒髪天」の上原子友康さん、「クレイジーケンバンド」の横山剣さんら豪華ミュージシャンが書き下ろしたほか、宮藤さんや綾小路さんも楽曲を提供している。

 テレビドラマ「池袋ウェストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」以来の宮藤作品出演となる佐藤隆太さんや、4~9月に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で強烈なキャラクター「前髪クネ男」を演じた勝地涼さんをはじめ、永山絢斗さん、女優でガールズユニット「9nine」のメンバーとしても活躍する川島海荷さん、映画「中学生円山」に続き、宮藤作品に出演となる坂井真紀さんらが出演する。

 今作が舞台初挑戦となる川島さんは「初めての挑戦で緊張してる部分あったんですけど、舞台は自由な部分が多くて、毎日楽しくやらせてもらっています」とにっこり。同じく舞台初挑戦の永山さんは、「初めての舞台でわからないことがいっぱいあるので、怖がらずにやっていきたい」と意気込んだ。

 佐藤さんは「久しぶりに宮藤さんの作品に参加できるということで、すごく楽しい毎日を送っています!」と笑顔で語り、勝地さんは「僕は宮藤さんの作品に出るといつもバカらしいキャラクターなんですけど……今回もそうです」と話していた。舞台は11月24日~12月29日に同劇場で上演。2014年1月4日~「仙台サンプラザホール」(宮城県仙台市)などで上演。(毎日新聞デジタル)

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