売り込め！ご当地キャラ：岡山・井原のでんちゅうくん　住みます芸人江西あきよしが推薦

　47都道府県に住み、地元に密着した活動をしている吉本興業の「住みます芸人」が、有名・無名を問わず“各地でいい味を出している”ご当地キャラを推薦、その魅力を存分に伝えるコラム「売り込め！ご当地キャラ」。第15回は、岡山県に住むお笑い芸人、江西あきよしさんが、人気急上昇中のご当地キャラ「でんちゅうくん」の魅力をPRします。（毎週日曜更新）

ウナギノボリ

「光る君へ」より昔！　最も古い時代の大河ドラマは？　1976年「風と雲と虹と」のあらすじ

　どうも～！　岡山県住みます芸人、江西あきよしです！　「エニシングOK！！」、英語のエブリシングOKと江西の名前をかけた、岡山では大爆笑（？）の江西のあいさつです。この言葉を皆さんが覚えてくれれば「エニシングOK！！」。はい、使い方はこんな感じですね（笑い）。さてさて！　岡山県で一番人気があって有名なキャラクターといえば、100人中100人が「桃太郎」と言うでしょう。しかし、今、岡山県内で一番勢いがあり、人気急上昇中なのは、岡山県井原市のマスコットキャラクター「でんちゅうくん」です！！

　歌舞伎をほうふつとさせるりりしい姿に、可愛い大きな瞳。愛嬌（あいきょう）のあるお顔なんですが、もともとは井原市の名誉市民で近代木彫界の巨匠・平櫛田中（ひらくし・でんちゅう）先生の代表作「鏡獅子」がモデルとなっています。鏡獅子とは、先生が六代目尾上菊五郎をモデルに、20年もの歳月をかけて完成させた近代彫刻史に残る名作。そんなすごい作品から生まれたキャラクターなので、可愛さの中にも、どこか重みや歴史を感じさせる雰囲気がありますよね！！

　では、どうしてそのでんちゅうくんを江西が今回紹介したのか？　それは、今年行われた「ゆるキャラグランプリ2013」で、すばらしい結果を残したからです！　順位はなんと！エントリーした1580体中……74位！　すごすぎます！！！

　え？　確かに上位ではあるけど、そこまで驚く順位でもないって？？　ふふふっ。焦らないでくださいよ～。すごいのは順位ではなく、でんちゅうくんが善戦した過程です。実は、でんちゅうくんの誕生日は、約半年前の2013年6月1日。今年のグランプリが開催されたのは9～11月。つまり、生まれてたったの3、4カ月で、全国の猛者が集う大会で好成績を残したってこと！！　これが、岡山県内で一番勢いがあり、人気急上昇中のキャラクターと紹介したゆえんですね。ご当地キャラクター界の石川遼！　福原愛！　田中将大！！　でんちゅうくんには、デビュー時から破格の輝きを放ち続けているスター性を感じます。芸歴14年目の江西もその勢いにあやかろうと、さっそく人気の秘密を聞いてきました。

　でんちゅうくんの身長は180センチくらい。しかし、その日の体調によって大きさが変わるんだそうです。普通のキャラクターって触れば硬いですよね！　でも、でんちゅうくんはまるで空気のように柔らかい！！　触ればモフモフして、と～っても気持ちがいいのです！！　この意外性と触り心地が人気の秘密だと江西は見ましたね。

　身だしなみにはかなり力を入れているそうで、自慢の白髪を保つべく、シャンプーが欠かせないといいます。彼は出かける前には必ずシャンプーをする朝シャン派。とてもきれい好きで、髪はフローラルな匂いがしました。今夏は暑かったので、夏祭りなどに参加するのは汗だくになって大変だったそうです。「でも、汗をかいた後に汗を流す瞬間が最高なんだ」と語るでんちゅうくん。その語り口はまさにできる男！モテる男の要素をいっぱい持っています！！

　でんちゅうくんは行動力も十分。約半年で、岡山県内外を問わず約120回の稼働があったんだそう。お話を聞いたこの日も「明治ごんぼう村フェスティバル」という井原市のイベントが開催されていたんですが、老若男女を問わず、大勢に写真を撮られていました。地元特産の明治ごんぼうのように、非常に根強い人気を垣間見た瞬間。これも生まれてから今ま でいろんなところで頑張ってきたでんちゅうくんの成果です！！

　今はまだ、岡山県内においても「桃太郎」のほうが有名でしょう。でも、10年後、いや、5年後！！　岡山県で一番人気があって有名なキャラクターといえば、もしかしたら、100人中100人が「でんちゅうくん」と言っているかも。そう思わせるだけの魅力があふれているキャラクターです。

　そんなでんちゅうくんは、14年1月11日、井原線ワンコインデーに参加し、井原駅で稼働予定です。この日は江西もイベントに参加させていただきますので、皆さんも遊びに来てくださいね！！　皆さんが、でんちゅうくんに会いに来て、応援して、好きになってくれれば「エニシングOK！！」

　◇江西あきよしのプロフィル

　岡山市出身。岡山県の住みます芸人として11年5月から活動。湯原温泉に住み込み「お笑い芸人番頭」として活躍後、笠岡諸島の島々を住み渡るプロジェクトを施行。現在は中国短期大学情報ビジネス学科の特別客員講師も務めるなど、岡山各地で幅広く活動している。毎日午後10時からYNN（よしもとネタネットワーク）岡山チャンネル（http://www.ynn47.jp/okayama/）をユーストリームで生配信中。