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竹中直人:大河で18年ぶり秀吉 「前にできなかったことができる予感」

テレビ
「軍師官兵衛」で豊臣秀吉を演じる竹中直人さん=NHK提供

 5日にスタートする人気グループ「V6」岡田准一さん主演のNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で、竹中直人さんが18年ぶりに豊臣秀吉を演じることが話題になっている。大ブームとなった1996年の大河ドラマ「秀吉」で主演を務めた竹中さんが再び同じ秀吉という大役に挑む。「あのときは39歳だったのか……。(今は)おじさんだな」と振り返り、再び秀吉を演じることについて「落ちていくヒーローになっていくような、前にできなかった秀吉ができる予感がします。日々、現場に行くのが楽しみ」と話す竹中さんに、今回の大河ドラマへの意気込みを聞いた。

 ◇「秀吉」は一気に駆け抜けた

 「軍師官兵衛」で岡田さんが演じる黒田官兵衛は、戦国時代末期に“天才軍師”と称され、信長、秀吉、徳川家康の三英傑に重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた人物。官兵衛が30歳のとき、39歳の秀吉と出会って意気投合し、義兄弟の契りを交わす。本能寺の変で信長亡き後は、官兵衛が秀吉を支え、天下取りを目指した。脚本は、NHKで「陽だまりの樹」(2012年)などの時代劇を手がけた前川洋一さん。信長を江口洋介さん、官兵衛の最愛の妻・光(てる)を中谷美紀さん、秀吉の妻・おねを黒木瞳さんが演じる。

 竹中さんが主演を務めた96年の大河ドラマ「秀吉」は平均視聴率30.5%、最高視聴率37.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど大ブームとなった。竹中さんは当時、主演に抜てきされたことについて「ある程度認められて、でもこのままでいいのかな?と思っている時期だった。俳優としてどっぷりと1年間(役を)やってみたいけれど、それなら大河ドラマかな……と思っていたときだった。本当に驚きましたね。当時はテンションが高く、一気に駆け抜けた」と振り返る。

 ◇秀吉は「俺でいいの?」

 「軍師官兵衛」で再び秀吉役をオファーされた際の心境について、「うれしいような不思議な感じ。また僕が秀吉でいいですか?って。いつもオファーがあると『俺でいいの?』と思うんですけどね」と明かす。「竹中さんの秀吉は見飽きた」などという一部報道もあったが、竹中さんは「そう思う人もいるんだな……。スタッフも違うので、違うものにならざるをえない。いつもまっさらな状態でやっているので」と新たな秀吉像を構想しているようだ。

 役作りについては「流れに任せていく」と明言を避け、「役はとらえられない。自分のことは分からないので一生、僕には(とらえることは)できない。分からないから面白いんでしょうね。人が人を演じることに答えはない。分からない状況の中でその人物を見つめていく」と演技論を語りながらその真意を説明する。

 ドラマでは22歳の秀吉も演じるといい、現在57歳の竹中さんは「そのシーンはドキドキしました。カツラでハゲを隠せるし、メークで意外に若くなるんですよ」と笑顔で話す。また、若いときから運動は苦手だったといい、「小学生から高校生まで体育の成績は“1”。つらいですね。走ったりするとドキドキするけど、なんとか乗り越えています。時代劇は興奮状態で夜眠れなくなることが多いですね。緊張感があります」と撮影は苦労が多いようだ。

 ◇「岡田の官兵衛はすごい! 響きそうだぜ!」

 主演の岡田さんについては「まなざしが鋭く、隙がない。小田原城を見つめるシーンがあり、官兵衛は黒い鎧で現れるのですが、似合うんですよ。『これは楽しみだなあ』としみじみ思いました。(岡田さんは)勘のいい俳優さん。響きそうだぜ! 岡田の官兵衛はすごい!」とすっかり官兵衛のとりこになっている様子。また、秀吉の主君である信長を演じる江口洋介さんについても「カッコいいですね」と絶賛する。「秀吉」では信長を渡哲也さんが演じたが、江口さんが演じる信長について「渡さんとは違う。渡さんの信長がしみ込んでいたので不思議なものを感じます。『猿』と言われるとドシンときて、最初、瞬間的に渡さんの顔が浮かんで、当時を思い出しました」と話す。

 「僕たちは全力投球でぶつかっていく。登場人物がみんなキラキラしています。可愛くて、生き生きしていて、刺激を受けています。素晴らしい。エネルギッシュになるんじゃないかな? すべてを見ていただきたいです」と熱い思いを語る竹中さん。秀吉が再び躍動する姿に注目が集まる。「軍師官兵衛」はNHK総合で5日から毎週日曜午後8時に放送。

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