芥川賞:小山田浩子さん 直木賞は朝井まかてさん、姫野カオルコさん

直木賞を受賞した(左から)姫野カオルコさんの「昭和の犬」と朝井まかてさんの「恋歌(れんか)」の単行本と芥川賞を受賞した小山田浩子さんの「穴」が掲載された「新潮」9月号
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直木賞を受賞した(左から)姫野カオルコさんの「昭和の犬」と朝井まかてさんの「恋歌(れんか)」の単行本と芥川賞を受賞した小山田浩子さんの「穴」が掲載された「新潮」9月号

 第150回芥川龍之介賞(以下、芥川賞 )と直木三十五賞(以下、直木賞)の選考会が16日、東京都内で行われ、芥川賞は小山田浩子さんの「穴」(新潮社)、直木賞は朝井まかてさんの「恋歌(れんか)」(講談社)と姫野カオルコさんの「昭和の犬」(幻冬舎)が選ばれた。小山田さんと朝井さんは初ノミネート、姫野さんは候補5回目にして受賞を決めた。

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 小山田さんは1983年広島県生まれ。06年広島大学文学部卒業。10年に「工場」で第42回新潮新人賞を受賞し、小説家デビューした。

 朝井さんは1959年大阪府羽曳野市生まれ。甲南女子大学文学部国文学科卒業。2008年に「実さえ花さえ」(後に文庫化にあたり『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』に改題)で第3回小説現代長編新人賞奨励賞、13年に「恋歌」で本屋が選ぶ時代小説大賞2013を受賞した。

 姫野さんは1958年滋賀県甲賀市生まれ。青山学院大学文学部日本文学科卒業。画廊勤務を経て文筆業。97年の「受難」で第117回、03年の「ツ、イ、ラ、ク」で第130回、05年の「ハルカ・エイティ」で第134回、10年の「リアル・シンデレラ」で第143回の直木賞候補に選ばれていた。

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