鈴木敏夫:直筆の応援文で異例の激励 子ども0円映画「ハロー! 純一」

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 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、業界初の小学生以下0円(成人以上の保護者同伴が必要)で公開される石井克人監督の最新作「ハロー! 純一」(15日公開)に向けて、異例の応援文が寄せている。直筆で書かれた応援文は、「子ども時代の記憶」と名付けられた2枚にわたる800字ほどの長文で、石井監督の小学生以下0円というアイデアを具現化させていった経緯や、完成作を見た鈴木プロデューサーの思いなどがつづられている。

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 映画は、石井監督が「世界中の子供たちに映画や映画館を好きになってもらいたい。子供たちにプレゼントを贈る気持ちで」という思いで作られた。もともと自主上映での公開を考えていた石井監督は、鈴木プロデューサーに相談し、その場で配給会社を紹介されたことがきっかけとなり、子供0円で全国公開するアイデアが実現した。鈴木さんの応援文には、完成作を見て「話らしい話がないにもかかわらず、子どもたちが生き生きしている」という感想、アニメーション作家のユーリ・ノルシュテインさんがスタジオジブリを訪れた際の印象的な言葉も紹介されている。

 映画は、いつも個性バラバラの、仲良し6人組と一緒にいる内気な小学生の純一が主人公。ある日、純一のクラスにやってきたピンヒールにミニスカート、デートの話ばかりでまともに授業が進まない教育実習生のアンナ先生が、6人組のうちの一人、倉本の悩みを知ったことから、純一たちはある“イベント”決行のために走り出す……というストーリー。15日にイオンシネマ幕張新都心(千葉市美浜区)、新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで全国公開予定。

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