沖縄国際映画祭:今年はレッドカーペット2回実施 開催場所は「島全部」

第6回沖縄国際映画祭のプログラム発表会見で構想を語る吉本興業の大崎洋社長
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第6回沖縄国際映画祭のプログラム発表会見で構想を語る吉本興業の大崎洋社長

 「第6回沖縄国際映画祭」のプログラム発表会見が19日、東京都内で行われた。今回は「島ぜんぶでおーきなこと」をテーマに、沖縄県全域でプログラムを実施。これまでメイン会場だった宜野湾市の「沖縄コンベンションセンター」に加え、那覇市の国際通りの2カ所でレッドカーペットイベントを行う。会期は3月20~24日。

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 今回で6回目となる沖縄国際映画祭は、次のステップに向けて開催場所を沖縄全島に広げるといい、会場は宜野湾市、那覇市のほか、北谷町や沖縄市、浦添市、今帰仁村などの各所で実施される。レッドカーペットイベントは宜野湾会場で3月21日に、那覇・国際通りで23日に開催。オープニングセレモニーは21日に、レッドカーペットイベントに続き宜野湾トロピカルビーチに設置される特設ステージで行われ、クロージングセレモニーは24日、沖縄コンベンションセンターでコンペティション参加作品の授賞式などと合わせて実施される予定。

 特別招待作品として、岡田将生さんが出演する伊坂幸太郎さんの同名小説を映画化した「オー!ファーザー」や、ロバート・デニーロさんとシルベスター・スタローンさんが共演する「リベンジマッチ」などを上映。また、コンペティションのLaugh部門にはお笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さんがメガホンを取った「サンブンノイチ」のほか、デンマークの人気作家、ケネツ・ベー・アンデルセンさんの人気冒険小説を映画化した「アントボーイ」など5作品、Peace部門には人気子役の芦田愛菜ちゃんが映画初主演した「円卓」など6作品がラインアップし、各部門で観客大賞となる海人賞グランプリを1作ずつ選出する。両部門を通じて1作品に審査員特別賞となる「ゴールデンシーサー(金石獅子)賞」が贈られる。

 さらに、鉄拳さんのパラパラマンガが原作の「FURIKO−振り子−」やアイドルグループ「NMB48」が出演する「NMB48 げいにん! THE MOVIE リターンズ 卒業!」などが上映される「TV DIRECTOR'S MOVIE」部門や、昨年から新設されたコンペティション「クリエイターズ・ファクトリー」部門なども用意。舞台脚本家の後藤ひろひとさんが監督を務める観客参加型プログラム「デルシネ」や、芸人や俳優、映画関係者が講師となって映画を学んで楽しむ特集上映「桜坂映画大学」などの催しも行われる。

 19日に行われた会見に出席した同映画祭実行委員長で吉本興業の大崎洋社長は、同映画祭に向け、「沖縄から日本全国へ、アジアへ、そして世界中に楽しいこと、エンターテインメントのすべてを発信できれば」と意気込みを語った。そのほか会見には“可愛すぎるアイドル”として話題の「Rev.from DVL」の橋本環奈さんや「ガレッジセール」、「NMB48」の山本彩さん、渡辺美優紀さんらも出席した。

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