ピンポン：アニメ版ペコ役に新人抜てき　新規キービジュアルも解禁

　松本大洋さんの名作卓球マンガが原作のテレビアニメ「ピンポン」（湯浅政明監督）の主人公の星野裕（ペコ）の声優に、新人の片山福十郎さんが抜てきされたことが28日、明らかになった。オーディションで選ばれた。また、月本誠（スマイル）役を内山昂輝さんが担当し、アニメーションは「タツノコプロ」が制作するなどスタッフも明らかになった。星や月マーク、不思議なシルエットをバックに、“ヒーローポーズ”を決めるペコ、無表情でボールを追うスマイルが描かれた新キービジュアルも公開された。

ウナギノボリ

「光る君へ」より昔！　最も古い時代の大河ドラマは？　1976年「風と雲と虹と」のあらすじ

　上海からの留学生・孔文革（チャイナ）を文曄星さん、強豪・海王学園の風間竜一（ドラゴン）を咲野俊介さん、佐久間学（アクマ）を木村昴さんが演じ、ペコやスマイルが子どもの頃から通う卓球道場「タムラ」のオババ役で野沢雅子さんも出演。キャラクターデザインは伊東伸高さん、音楽は牛尾憲輔さんが手がける。

　ピンポンは、うぬぼれ屋で、卓球で「この星の一等賞になること」を夢見る星野裕（ペコ）や卓球で勝つことや強くなることを望まない無愛想な幼なじみ月本誠（スマイル）ら、卓球に青春をささげる若者たちを描いた人気マンガ。松本さんが1996～97年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載し、2002年には俳優の窪塚洋介さん、井浦新さん、中村獅童さんらの共演で実写映画化された。

　テレビアニメは、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで4月から放送される。また公式サイトなどでは、ペコ、スマイル、チャイナ、ドラゴン、アクマをそれぞれ起用した5種類のCMを順次放送する。