ゆうばり映画祭:27日開幕 「ごちそうさん」の東出が夕張堪能 クドカンらも出席

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 第24回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭が27日、北海道夕張市で開幕した。オープニングセレモニーで新設された賞「ニューウエーブアワード」の授賞式が行われ、俳優賞を受賞した東出昌大さんやクリエーター賞を受賞した脚本家の宮藤官九郎さんらが出席。「悠太郎さん!」とNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の役名で客席から声がかかった東出さんは「さっきも控室で(地元の)おばちゃんたちにわっと来られて。今日はおいしい夕飯とお酒を飲んで、たっぷりお土産を買って帰ります」と夕張を楽しんでいる様子だった。

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 宮藤さんは「冬の夕張の寒さの象徴であるつららをモチーフに、そのエネルギーを天に向かってお返しする“さかさつらら”に仕立てた」という個性的な形のガラス製トロフィーを手にして、「ものすごく殺傷能力が高そうなトロフィー。転ばないように気をつけなきゃ」とおどけていた。女優部門はアクション映画で活躍する武田梨奈さんが受賞した。

 また、オフシアター・コンペティション部門の審査委員長を務める根岸吉太郎監督や審査員の斎藤工さん、しいなえいひさん、新設されたインターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門の審査委員長のキム・ユージンさん、審査員の荒牧伸志さんらが紹介され、地元の保育園児から花束が贈られた。

 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は1990年から夕張市で開催されており、今年で24回目。今年は「ファンタスティックピープル」をテーマに、特別招待作品は、オープニング作品に万城目学さんのヒット小説を映画化した「偉大なる、しゅららぼん」(水落豊監督)、クロージング作品に「野のなななのか」(大林宣彦監督)、そのほか「アナと雪の女王」「グレイトフルデッド」「それでも夜は明ける」などが上映される。3月3日までの会期中、115本を市内各地で上映する。

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