マンガ質問状:「七つの大罪」 ワクワクとハラハラを約束します!

鈴木央さんの「七つの大罪」(講談社)
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鈴木央さんの「七つの大罪」(講談社)

 話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、「マンガ大賞2014」にもノミネートされた鈴木央(なかば)さんの冒険ファンタジー「七つの大罪」です。講談社「週刊少年マガジン編集部」の土屋萌さんに作品の魅力を聞きました。

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 −−この作品の魅力は?

 国の英雄である聖騎士たちに反乱を起こされ、母国を追われた王女様のため、伝説の逆賊「七つの大罪」が王国奪還を目指し、聖騎士たちと死闘を繰り広げるバトルファンタジー作品です! 七人の大罪人たちが巻き起こす型破りのドラマは爆笑&号泣必至! 恐るべき強さを持つ聖騎士とのバトルも迫力バツグンです! 「王国転覆を謀った」とされる大罪人たちの“罪”の真実や、王国側の陰謀など、読むほどに深まる謎も魅力! ひっきりなしに訪れるワクワクとハラハラをお約束します!

 −−作品が生まれたきっかけは?

 鈴木先生は、少年たちにとって極上の「ヒーロー」を描ける数少ない作家の一人だと思っています。ヒーローの活躍の場として、ファンタジーというジャンルがうってつけなのではないかと考え、企画を打診しました。鈴木先生が、新人時代にその難しさを知り、最も描きたいテーマだったにもかかわらず、連載デビューされてからは封印されていたジャンルがまさにファンタジーだったそう。「ずっと描きたかったんです」と快諾していただきました。

 −−編集者として作品を担当して、今だから笑えるけれど当時は大変だった……、もしくはクスッとしたナイショのエピソードを教えてください。

 しゃべる豚・ホークと巨人族の女の子・ディアンヌというキャラクターがいるのですが、実はこの2人、共通点があるんです。それは「東北弁だった」ということ。ネーム(マンガの絵コンテ)段階でも、原稿を受け取った時も、2人とも東北弁でしゃべっていました。シックリきていなかった先生が、雑誌に載せる本当にギリギリになって、それぞれ「毒舌」と「ボクっ娘」に口調を変更されたんです! 奇抜でビックリしたのですが、おかげさまで2人は大人気になりました。

 −−今後の展開は?

 現在、本編は「王国侵入編」に突入! 敵の本拠地である「リオネス王国」で、「七つの大罪」陣営と「聖騎士」陣営の総力戦が始まっています。まさかの第三勢力・アーサー王も登場し、これまでの物語の中でも最大級の迫力にして予測不能のバトルが展開! 物語の鍵となる多くの謎の真相もだんだんと明らかになっていきます。さらに6人目の新たなる大罪人の気配もチラホラ……!? ぜひ、お読みになってみてください!

−−読者へ一言お願いします。

 発売中の単行本1~7巻が累計260万部を突破し、おかげさまで、各方面からたくさんの応援のお声をちょうだいしています。「この漫画がすごい!2014」オトコ編第5位や、「マンガ大賞2014」にノミネート中など、各ランキングにも選出していただき、ありがたい限りです。ご期待にお応えし続けられるよう、これからも精いっぱい頑張ります! 本年は、これまで以上に読者の皆様に喜んでいただける企画も多数用意しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 講談社 週刊少年マガジン編集部 土屋萌

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