緒形直人:父・緒形拳は「反面教師」 マイホームパパぶり明かす

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 俳優の緒形直人さんが15日、東京都内で行われた主演映画「サクラサク」(田中光敏監督、4月5日公開)のトークショーに登場した。緒形さんは「休みのときはなるべく家族と過ごして、会話をたくさんするようにしています」とマイホームパパであることを明かし、「おやじ(俳優の緒形拳さん)がなかなか家に帰ってこなかったので、ずいぶん寂しい思いをしたことがあります。反面教師です」といって観客の笑いを誘った。

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 トークショーには共演者の南果歩さん、藤竜也さんと、田中監督も登場。南さんは「人生の選択」について聞かれ、「20代のときは、主導権を持って、何でも自分で決めるのが好きだった。でも年と共に流れに沿ってみるのも大事だなと思うようになりました。今は、自分の興味以外のことでも、食べ物や運動など、人から薦められたことはどんどん取り入れたいと思っています」と語った。

 「サクラサク」は、歌手のさだまさしさんの小説「解夏」(幻冬舎文庫)に収録されている同名短編が原作。仕事一筋に生きてきた主人公・俊介の父が認知症を発症したことをきっかけに、崩壊寸前の家族を再生していく物語。俊介を緒形さん、俊介の父を藤さん、妻を南さんが演じ、息子を矢野聖人さん、娘を美山加恋さんが演じる。

 イベントは、東和薬品の「ワタシの、センタク。」プロジェクトとのコラボレーションで「『ワタシの、センタク。』×映画『サクラサク』シンポジウム」と題して行われた。

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