アイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」が15日、女性グループとして初めて東京・代々木の国立競技場で単独ライブを開催した。2013年1月1日に同所でのライブを目標に掲げ、念願をかなえたメンバーは、この日、ピンクのキュートなミニ丈の浴衣姿で登場。それぞれが手にしたトーチで聖火台に点火し、「みんなで国立盛り上がっていくぞー!」と集まったファン約5万5000人に呼びかけた。
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ももクロは、10年5月にメジャーデビュー。12年に初出場した「第63回NHK紅白歌合戦」のリハーサルで、国立競技場の緯度と経度を示したTシャツを着ていたことも話題となった。
聖火台への点火後、メンバーは聖火台から敷かれたレールをトロッコに乗って約50メートルくだり、おおはしゃぎ。リーダーの百田夏菜子さんは「すごいですね! 国立ですよ」と満面の笑み。メンバーたちは「最初、雨の予報だったから、(快晴で)奇跡が起きました!」と大喜びしていた。
この日は、1月にすねの骨にひびが入る全治3週間のけがをしていた「あーりん」こと佐々木彩夏さんが、ギプスを取った状態でファンの前に初登場。「みなさん、足が治りました! ご心配をかけて本当にごめんなさい!」と謝罪し、元気いっぱいのダンスを披露した。またこの日、19歳の誕生日を迎えた有安杏果さんは、ファンがイメージカラーの緑色のサイリウムで客席を一面にするなど祝福され、「今までで一番豪華な誕生日になった! お母さん幸せでーす!」と喜んでいた。
ライブは「ももクロ春の一大事 国立競技場大会 NEVER ENDINGADVENTURE 夢の向こうへ」と題され、15、16日に開催。この日は、中島みゆきさんが作詞・作曲を手がけた新曲「泣いてもいいんだよ」(5月8日発売)を初披露したほか、「行くぜっ!怪盗少女」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」などアンコール5曲を含め、全26曲をパフォーマンスした。ライブの模様は、全国の映画館へ同時生中継され、2日間で113スクリーン、約4万人の動員を予定している。また7月26日と27日に2デイズで日産スタジアムで14万人を動員するライブを開催することも発表された。
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