徹子の部屋:引っ越し後平均5.3%で健闘 テレ朝社長「今後に期待」

4月から正午スタートで健闘している長寿トーク番組「徹子の部屋」で司会を務める黒柳徹子さん
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4月から正午スタートで健闘している長寿トーク番組「徹子の部屋」で司会を務める黒柳徹子さん

 4月から正午スタートに生まれ変わった長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)について、テレビ朝日の早河洋社長は22日の定例会見でここまでの視聴率の平均が5.3%(関東地区)だったことを明らかにし、「健闘している」と評価した。先月25日で終了したフジテレビの「笑っていいとも!」の昨年1年間の平均視聴率は6.1%(同)で25年連続で民放年間視聴率横並びトップを獲得している。

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 早河社長は「ここまでの視聴率は平均5.3%と健闘している。続く料理番組(上沼恵美子のおしゃべりクッキング)で下がる傾向がある。午後0時台の数字は横ばい」と話した。また、4月の昼帯の改編について「ワイドショー好みの方は他局に流れたかもしれない。視聴習慣がついていないので、今後に期待している。最終的には女性のニーズが多い情報、企画を的確に盛り込めるかにかかっている」と期待を寄せていた。

 「徹子の部屋」は、1976年2月2日に放送を開始し、延べ1万人以上のゲストを迎えてきた長寿トーク番組。放送8961回を迎えた2010年4月27日には、同一司会者による最多放送記録としてギネス世界記録に認定された。4月から午後1時台から、初めて正午スタートの番組として生まれ変わった。「徹子~」と「上沼~」の放送スタートが入れ替わり、「上沼~」は午後0時半のスタートとなった。

 午後0時台は、32年間続いた「笑っていいとも!」の終了によって、勢力図が大きく変わり、“激戦区”となっている。フジテレビは「いいとも!」の後継番組「バイキング」、日本テレビは「ヒルナンデス!」、TBSは「ひるおび!」を放送している。

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