テレビ朝日:社長「視聴率厳しい状況」 得意の刑事ドラマが苦戦

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 テレビ朝日の早河洋社長は、22日の定例会見で2014年度の視聴率について「厳しい状況」と話した。早河社長は、現状について「得意の刑事ドラマが3本ともシングル(1ケタ)。バラエティーも摩耗している」と話し「秋はトップ争いができるようにしたい。それくらい時間がかかる」と巻き返しに意欲を燃やした。

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 テレビ朝日は4月、「BORDER」(毎週木曜午後9時放送)と、「刑事110キロ」(毎週木曜午後7時58分放送)、「TEAM~警視庁特別犯罪捜査本部」(毎週水曜午後9時放送)の3本の刑事ドラマをスタートさせたが、初回の平均視聴率はすべて1ケタと苦戦している。

 テレビ朝日の14年度4月の平均視聴率は、全日帯が6.9%(2位)、ゴールデン帯が9.9%(5位)、プライム帯が10.5%(3位)といずれも苦戦しており、同局が独自に発表しているプライム2(午後11時~深夜1時)は7.3%(首位)だった。

 テレビ朝日は、2013年の年間視聴率(12年12月31日~13年12月29日)でゴールデン帯(午後7~10時)とプライム帯(午後7~11時)で首位となり、2冠を達成。しかし、2013年度の年間視聴率(13年4月1日~14年3月30日)では、日本テレビがゴールデン帯の首位を奪還して2冠となり、テレビ朝日はプライム帯のみの1冠となった。

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