朝ドラ:来春放送は「まれ」 能登を舞台にパティシエ目指すヒロイン

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 来春放送開始予定の2015年前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)が、篠崎絵里子さん脚本の「まれ」に決定したことが24日、明らかになった。同日、東京・渋谷の同局で行われた会見で発表された。石川県能登地方を舞台に、自分自身の夢であるパティシエを目指すヒロイン・希(まれ)の物語で、ヒロインはオーディションで決めるという。

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 92作目の朝ドラとなる「まれ」はオリジナルドラマ。篠崎さんは「クロサギ」(TBS系)や「震える牛」(WOWOW)などを手がけてきた脚本家で、「Tomorrow~陽はまたのぼる~」(TBS系)で第17回橋田賞を受賞。東京・自由が丘のフランス菓子店「モンサンクレール」の辻口博啓さんが製菓指導を担当する。

 ドラマは主人公・希が自分の夢を見つけ、そして成長していく様子を描く。希は夢を追っている父のせいで、安定した生活を望む女性。ところが、公務員として就職した先で、能登に移住してきた人の夢にふれ、自分の夢を考え、パティシエを目指していく。タイトルが2文字の朝ドラは1970年放送の第10作「虹」以来2作目の“最も短いタイトル”となる。

 会見には篠崎さんと制作統括の高橋練さんが出席。朝ドラの脚本を担当することに篠崎さんは「(朝ドラ)は別世界の作品で、光栄に思う一方、怖く感じている。お茶の間の皆さんに愛される作品をつむげたら」とコメント。高橋さんは「篠崎さんは人の心を丁寧に描き、そしてせりふをすてきに書いてくれる脚本家。そこらへんの味わいとか、ストーリーラインの面白さを我々でサポートして、よいドラマを作っていきたい」と語った。

 放送は15年3月30日から、全156回を予定している。今秋、クランクイン予定。

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