NHK連続テレビ小説:好調続きにほくほく 来春「まれ」も「見続けて」

2015年前期のNHK連続テレビ小説「まれ」で脚本を担当する篠崎絵里子さん
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2015年前期のNHK連続テレビ小説「まれ」で脚本を担当する篠崎絵里子さん

 2015年前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まれ」の制作発表会見が24日、東京・渋谷の同局で行われた。ドラマは能登を舞台にパティシエを目指すヒロイン・希(まれ)の物語。「あまちゃん」「ごちそうさん」「花子とアン」と好調が続く朝ドラだが、脚本を担当する篠崎絵里子さんは「好調ということは単純にうれしい。このまま視聴習慣が続いてこのまま私のドラマも見続けてくれれば」と期待を寄せた。

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  ドラマは都会から能登半島に引っ越してきた主人公・希が自分の夢を見つけ、成長していく姿を描く。希は夢を追っている父を反面教師として安定した生活を望む女性。ところが、公務員として就職した先で、能登に移住してきた人の夢にふれ、自分の夢を考え、パティシエを目指していく。ヒロイン役はオーディションで決めるといい、制作統括の高橋練さんは「夏までに選考を終えて、発表する予定。笑顔がすてきな女性、人を元気にしてくれる女性を意識して選んでいきたい」と明かした。

 また、舞台を能登にした理由について、「実際に訪れてみて、風景の美しさや食べ物のおいしさ、四季折々の魅力など多々あったけれど、一番はそこに暮らす人たちの人間としての魅力に心底ほれ、ここを舞台にしようと思った」とコメント。来春には北陸新幹線が開通予定であることから、「北陸地方一体となって、ドラマを盛り上げていければ」と意気込んだ。

 最近は「ごちそうさん」など朝ドラで“食”を扱うことが多いが、高橋さんは「他の朝ドラを意識したことはない」とその影響は否定。ドラマでは東京・自由が丘のフランス菓子店「モンサンクレール」の辻口博啓さんが製菓指導を担当し、ドラマならではのスイーツなども登場するという。放送は15年3月30日から、全156回を予定している。今秋、クランクイン予定。

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