中谷美紀:8年ぶりの“因縁”の中島監督作品に「感謝しかない」

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 女優の中谷美紀さんが9日、TOHOシネマズ・六本木ヒルズ(東京都港区)で開催された映画「渇き。」(中島哲也監督)の完成披露試写会に、中島監督らと登場した。中谷さんが中島監督の作品に出演するのは、監督から厳しい言葉で演技指導されたという「嫌われ松子の一生」(2006年公開)以来、約8年ぶりで「(監督から)悪口を言うなと言われたけど、感謝することばかり。(今回の)ロケでも結構優しいところがあるんだな……と思った」と感謝の言葉を述べた。

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 また、中谷さんは、中島監督作品の魅力を「上っ面ではなく、人間の本質に向き合っている。たくさんのことを引き出せてもらえる」と語った。

 映画は、深町秋生さんの小説「果てしなき渇き」が原作。元刑事の藤島昭和が、失踪した娘・加奈子の行方を追う姿を描く。藤島を役所広司さん、加奈子を新人の小松菜奈さんが演じるほか、中谷さんや妻夫木聡さん、二階堂ふみさん、清水尋也さん、橋本愛さん、國村隼さん、オダギリジョーさんらが出演する。27日に公開。

 試写会には役所さんや小松さん、橋本さんらも登壇。新人の小松さんは「監督はうわさでは怖いと聞いていたけど、緊張しないように気を使っていただいた。優しいクマさんのような方です」と話すと、中谷さんも「優しいクマさんのような方」と復唱していた。

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