テレビ試写室:「戦国BASARA Judge End」 英雄たちの“パーリィ”再び

「戦国BASARA Judge End」のシーン(c)CAPCOM/BASARA JE
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「戦国BASARA Judge End」のシーン(c)CAPCOM/BASARA JE

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、5日深夜から放送されるアニメ「戦国BASARA Judge End」(日本テレビ)だ。

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 戦国の英雄たちが熱いドラマを繰り広げるシリーズ累計360万本の大ヒットゲームがスタッフを一新して再びアニメ化された。伊達政宗、真田幸村らゲームでもおなじみの人気キャラクターたちが激しくぶつかり合う。

 今回のストーリーはゲームの「3」がベース。魔王・織田信長亡き後に台頭した覇王・豊臣秀吉率いる豊臣軍が、北条氏政が立てこもる小田原城を攻めるところから始まる。秀吉に心酔する石田三成や、病魔に侵された竹中半兵衛、従軍する徳川家康ら豊臣軍の面々だけでなく、豊臣軍を追って小田原へ向かう政宗や、天下の動向に心を躍らせる幸村まで、冒頭から人気キャラクターが続々と登場する。

 「レッツパーリィ!」でおなじみの伊達政宗役の中井和哉さん、真田幸村役の保志総一朗さんらキャスト陣はさすがの演技。シリーズの名ぜりふも次々と飛び出し、すぐに“BASARAワールド”へ入り込めるはず。アニメオリジナルキャラの酒井忠次を演じている西川貴教さんも、これまで「機動戦士ガンダムSEED」などで声優を務めてきたこともあり、人気声優たちに引けをとらない演技を見せている。

 スタッフ陣を一新していることもあり、絵柄はこれまでと若干変わっている。旧アニメ版とどちらがいいかは正直好みの問題だが、旧アニメ版の時にちょっぴり違和感を覚えていた一個人としては、原作ゲームのキャラクターデザインを手がけた土林誠さんのタッチにより近い印象を受けた。もっとも、バトルシーンも多いだけに、どれだけこのクオリティーを維持できるか見守っていきたい。日本テレビで5日から毎週土曜深夜1時50分放送。

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