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吉木りさ:“怒られ番組”抜てきの理由は

テレビ
テレビ東京提供

 タレントの吉木りささん(27)に画面を通してひたすら怒られるだけの番組「吉木りさに怒られたい」(テレビ東京)が話題を集めている。キュートな笑顔でグラビアでも人気の吉木さんが、「どこ見てんだよコラ!このムッツリくそオヤジ!」「30代後半になってザワザワしてる場合かっ!」など、これまでに見せたことのない険しい表情で、視聴者を叱り続ける番組だ。予告動画の再生回数は90万回を超えるなど注目の番組を手がけた高橋弘樹プロデューサー(33)に、吉木さんの起用理由や番組誕生秘話を聞いた。

 ◇AD時代の妄想から……

 番組は、2013年2月に深夜の単発枠で放送され、「画面越しに美女たちに激怒される」という斬新な内容で話題を集めた番組「美しい人に怒られたい」が進化したもので、8月限定のレギュラー番組として1日から放送中。AD時代に「毎日怒られていた」という高橋プロデューサーが、「目の前の上司が30歳ぐらいの奇麗な女の子だったら、さぞ楽しいだろう」と“妄想”したことから企画がスタートしたという。

 グラビアクイーンの吉木さんに会った瞬間から、番組としての手応えを感じたという高橋プロデューサーに起用理由を聞くと、「普段怒らないイメージの人がいいと思った。まったく怒らなそうな人が怒っている方が、意外性があってびっくりすると思った」と明かす。可愛い笑顔を振りまいているグラビアのイメージから「明るくて、常に笑顔で、怒らないイメージ」という吉木さんのキャラクターに加え、「“薄い顔”の人の方が、怒っても愛せると思った」とビジュアル面でもぴったりハマッたと明かす。

 ◇「普段から怒らない」吉木さんは当惑 そして“大デレ”へ

 第1話「部下をすぐ『さとり世代』とディスる男に怒る美女」の放送後には、「怒りすぎ」「怖すぎ」という感想も寄せられたが、番組はアドリブではなくちゃんと脚本が用意されている。視聴者がまるで吉木さんと話しているような感覚になるように、吉木さんに向かって語りかけるセリフはテロップとして登場するが、撮影では高橋さんがテロップ部分のセリフを担当。「普段からあまり怒らない」という吉木さんにとっては当初戸惑いもあったが、「もっと怒って」という高橋プロデューサーの演技指導のおかげもあって、「だんだんやってくるうちにスカッとするのか、ツボをつかんできた」という。

 吉木さん自身、ツイッターで「自分で見ても怖い」と紹介するほどの怒りっぷりだが、吉木さんと「1メートル強ぐらいの場所」で“お説教”を受けた感想について、高橋プロデューサーは「トラウマになるんじゃないかぐらい怖かった……」と漏らす。一方で、VTRの最後には、吉木さんが大きく“デレる”キュートなシーンが盛り込まれるため、「怖いのを我慢した分だけ、最後が相当かわいい。スタッフもみんな吉木さんのファンになっていた」とそのギャップにメロメロだったことを明かす。

 ◇“怒られ経験”が脚本に

 第1話では、“激ギレ”する吉木さんが見られたが、今後もさまざまな怒られパターンが登場する。放送作家2人とともに脚本を手がけた高橋プロデューサーは、「いろんな人に怒られることが多かったから、怒られるパターンをすごく持っていた」と”怒られ経験”が脚本に生きたと語る。一方で、自身に対しての自戒を込めて書いている部分もあるといい、「僕が一番胸が痛いと思う……」と苦笑いも。

 番組の今後について、「レギュラーでできたらうれしい」と話した高橋プロデューサーは、「金曜日は一週間を総括する日。失敗したこともあると思うし、飲み会で部下にいやな説教をしてしまったりした日もあると思う。吉木さんに怒られて、週末を有意義に過ごしてください」とユーモアたっぷりに呼びかけた。

 「吉木りさに怒られたい」は、毎週金曜深夜1時53分から放送。放送終了後には、グラビアアイドルの中村静香さんなどが“怒る美女”として登場する姉妹番組「新・美しい人に怒られたいWEB」が、「テレ東プレイ」で配信中。

 <プロフィル>

 たかはし・ひろき 1981年生まれ。2005年テレビ東京入社。「TVチャンピオン」「ザ・ドキュメンタリー」「空から日本を見てみよう」「世界ナゼそこに?日本人」のディレクター、「ジョージ・ポットマンの平成史」「家、ついて行ってイイですか?」「美しい人に怒られたい」「文豪の食彩」のプロデューサー・演出を担当。高橋プロデューサーが手がけた特別番組「家、ついて行ってイイですか?」は、15日午後9時から放送。終電を逃した人に、タクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」とお願いし、家について行き、それぞれの家で発見されるドラマを追いかける。

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