森三中・大島:おっさん役で最優秀女優賞

カナダ・モントリオールで開催された「第18回ファンタジア国際映画祭」で最優秀女優賞を受賞した「森三中」の大島美幸さん(右)と水川あさみさん(C)2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会
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カナダ・モントリオールで開催された「第18回ファンタジア国際映画祭」で最優秀女優賞を受賞した「森三中」の大島美幸さん(右)と水川あさみさん(C)2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会

 映画「福福荘の福ちゃん」(藤田容介監督)で主人公の“おっさん”を演じたお笑いトリオ「森三中」の大島美幸さんが、7月17日~8月7日にカナダ・モントリオールで開催された「第18回ファンタジア国際映画祭」で最優秀女優賞を受賞したことが分かった。日本人が同賞を受賞するのは、第13回(2009年)の映画「愛のむきだし」の満島ひかりさん以来、5年ぶり。

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 大島さんは「このような素晴らしい賞をいただき、びっくりしすぎて笑ってしまいました。本当に、ありがとうございました。男役なのに、女優賞。なんか不思議です。主人公の福ちゃんを作り上げてくださった、藤田容介監督に感謝します」と喜んでいる。

 また、藤田監督は「大島さんは、全身全霊で福ちゃんになりきってくれました。男性の役を女性が演じるというのはリスクの高い賭けで、そんなギャンブルに大島さんを巻き込んでしまい、自分としては、大島さんに絶対に恥をかかせるわけにはいかなかった。それが、こういう形で評価されて、こんなにうれしいことはありません。監督賞をもらうよりうれしいです」とコメントを寄せている。

 映画は、“ボロアパート”の福福荘を舞台に、働きものでケンカも強いが、女性に対してオクテな福ちゃん(大島さん)が、カメラマン修行中の女性・千穂(水川あさみさん)に恋心を募らせる……というストーリー。大島さんは、役作りのために頭を刈り上げ、坊主頭になり、“おっさん”役に挑戦している。11月8日に公開。

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