AKB48グループが20日、東京ドーム(東京都文京区)で「AKB48グループ東京ドームコンサート~するなよ?するなよ? 絶対卒業発表するなよ?」を開催した。3年連続となる東京ドーム公演の最終日で、今回の公演タイトルからうわさされていたメンバーの“卒業宣言”は最後までなく、グループ総監督の高橋みなみさんは4万2000人のファンに向かって「みなさん、卒業ありません」と宣言した。
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この日は、卒業発表の「大本命」と言われていた小嶋陽菜さんも「知らない間にこんな(コンサート)タイトルになっていて、こんなんでは発表はしません」と語ると、第6回選抜総選挙で念願の1位を獲得した渡辺麻友さんも「まだまだ1位としてやりたいことがある。こんなところで辞めるわけにはいきません」ときっぱり。峯岸みなみさんも「あんなことがあってもしがみついた私ですよ」と自虐を交えて否定した。
また、卒業について聞かれた島崎遥香さんが「わかんな~い」と冗談まじりに答え、笑いを誘う一幕もあったが、最後には高橋さんが「もがくこともあるけど、それでも歩いていくのがAKB。AKBもファンのみなさんも大好きなので、これからも応援よろしくお願いします」とファンに呼びかけ、大きな歓声を浴びていた。
この日のライブには、AKB48と姉妹グループのメンバー総勢300人が出演し、「恋するフォーチュンクッキー」「ヘビーローテーション」などアンコールを含む42曲を披露し、大観衆を熱狂させた。また、6月の第6回選抜総選挙で選ばれた33~48位の「ネクストガールズ」と49~64位の「フューチャーガールズ」が、AKB48の37枚目のシングル「心のプラカード」のカップリング曲をファンの前で初披露。ネクストガールズは33位だったNMB48の藤江れいなさんをセンターに「ひと夏の反抗期」、フューチャーガールズは49位のAKB48の岩佐美咲さんをセンターに「性格が悪い女の子」をそれぞれ熱唱して会場を盛り上げた。