女優の黒木メイサさんが23日、東京都内で行われた主演舞台「VAMP~魔性のダンサー ローラ・モンテス~」の公開ゲネプロに登場。今回、タップダンスやフラメンコなど、さまざまなダンスに挑戦するという黒木さんは「命綱のないフライングアクションもあります」と見どころを紹介。関係者によると、命綱をつけずに、体に布を巻き付けて落ちる「スパイラルフォール」(らせん落ち)という体操選手などが行う技で、おそらく日本人の女優では初挑戦だという。黒木さんは「体力的に最初は大変でしたが、いい感じになっています」と手応えを感じている様子だった。
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舞台は、19世紀最もスキャンダルな美貌のダンサーで女優、数々の著名な男達を渡り歩いたローラ・モンテスの数奇な人生を描いたもの。モンテス役の黒木さんのほか、橋本さとしさん、中川晃教さん、水田航生さん、新納慎也さん、中河内雅貴さん、友情出演として早乙女太一さんも出演する。俳優で演出家としても活躍する岸谷五朗さんが演出を担当した。劇中では、黒木さんと早乙女さんによる殺陣(たて)のシーンもあるという。
会見には、黒木さんのほか、橋本さんらキャストが登場。今回初挑戦のダンスがあったという黒木さんは「ローラは出会う男性によって、魔性っぷりの表現の仕方が変わっています。皆さんが入る前から稽古(けいこ)しました」と明かした。作品にちなんで、共演者が黒木さんの“魔性っぷり”を聞かれると、橋本さんは「クールでビューティーな感じなのに、靴下はオヤジの絵が書かれたファンシーな靴下だった。裸足になるとき、オヤジの顔が上になるように置いていて“ギャップ萌え”だった。キュンとした」と黒木さんの意外な一面を暴露し、黒木さんは大照れしていた。
舞台「VAMP~魔性のダンサー ローラ・モンテス~」は、8月24日~9月8日まで多目的ホール「EX THEATER ROPPONGI」(東京都港区)で上演する。