テレビ東京系の人気番組「路線バス乗り継ぎの旅」で再注目されている俳優の太川陽介さんが12日、東京都内の書店で芸能生活38年目にして初の単行本「ルイルイ 仕切り術」(小学館)の発売記念イベントを開催した。人生初の単行本に「とにかく恥ずかしい。本屋さんも気になるけど恥ずかしいから行けない……」と明かした太川さんは、37年前の大ヒット曲「Lui−Lui(ルイルイ)」を冠したタイトルにも「ちょっと恥ずかしい」と苦笑い。「当時は(ルイルイが)嫌だった。だって意味分からなかったし……」と告白しつつ、「55歳になってまだルイルイと呼ばれるとは。本当にルイルイってすごい」と感謝し、写真撮影時にはノリノリで“ルイルイ”ポーズを披露して見せた。
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「ルイルイ 仕切り術」は、テレビ東京系の人気番組「路線バス乗り継ぎの旅」で自由気ままな蛭子能収さんやマドンナ(女性ゲスト)との珍道中の現場を“仕切る力”が注目されている太川さんが、明るく楽しく正直に生きるためのノウハウを語った一冊。NHKの音楽番組「レッツゴーヤング」で司会を務め、「ルイルイ」の大ヒットから一転、どん底の“引きこもり時代”をへて、女優・藤吉久美子さんと結婚、“路線バスの旅”で再び脚光を浴びるまで、山あり谷ありの38年間の芸能生活についても語っている。
自身の芸能生活について、太川さんは「本を出すことになって初めてちゃんと振り返ってみて楽しかった。結局、アイドルの時期が短かったのがプラスになっていると思う」と語り、仕事もなく、“引きこもり時代”も経験したが、「苦労しなかった人よりも絶対強くなれると自分を励ましたこともあった。芸能界をやめようと思ったことは一度もなかったですね」と話した。藤吉さんとは来年で結婚20周年を迎え、「ラブラブ? とんでもない! 本を出すって言っても『へー』、32年ぶりの(新曲を収録した)CDを出すといっても『そうなの』で終わっちゃう」とぼやきながらも、20周年に向けて「来年は何かしらきちんとしないと」と笑顔で話していた。「ルイルイ 仕切り術」は1200円(税抜き)で発売中。
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