上野や浅草を舞台にしたコメディ映画の祭典「したまちコメディ映画祭 in 台東」が13日に開幕した。オープニングセレモニーが行われた浅草公会堂(東京都台東区)前のレッドカーペットには、チャールズ・チャップリンの孫のチャーリー・シストバリスさんや漫才師の内海桂子さん、タレントの関根勤さんなど、多彩なゲストが人力車で登場した。
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シストバリスさんは「日本チャップリン協会」の大野裕之会長とともにレッドカーペットに姿を現し、「浅草が東京のエンターテインメントの中心地だったと聞いています。私もチャップリン協会本部の副代表としてチャップリンの記憶を伝える活動をしていますが、そういう記憶を伝えていくのは大切なこと。映画祭自体がチャーミングですてきです」とコメント。街道に集まった人たちに気さくに手を振っていた。
「したまちコメディ映画祭」は、東京の下町の魅力をコメディー映画を通じて存分に味わってほしいという思いから、いとうせいこうさんが総合プロデュースするコメディー映画祭。 今回で7回目を迎える。オープニングセレモニーでは「特別コメディー栄誉賞」がチャップリンに贈られ、代理で受け取ったシストバリスさんは「祖父が愛した日本でこういう賞をいただけてうれしい。祖父もとてもとても喜んで光栄に思っていると思います」と総立ちで迎えた観客に向かって感謝の言葉を述べた。ステージには、俳優の斎藤工さんや温水洋一さん、フジテレビの笠井信輔アナウンサー、お笑いトリオ「ポカスカジャン」らも出席した。映画祭は16日まで開催。
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