情報バラエティー番組「出没！アド街ック天国」（アド街、テレビ東京系土曜午後9時）の司会を1995年4月の番組開始当初から務めている愛川欽也さん（80）が、「情報テレビ番組の最高齢司会者」としてギネス世界記録に認定されたことが26日、明らかになった。このほど行われたスタジオ収録では、ギネス世界記録の公式認定員がサプライズ登場。「80歳70日」で記録認定を受けた愛川さんは「感無量です。普通なら60歳過ぎたら引退するところ、その先20年、今もまだ続けていますから。病気をして番組を休んだこともない自分に、『お前よくやったじゃないか』と言いたいです」と喜びのコメントをしている。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　「アド街」は街を徹底的に紹介していく情報バラエティー番組。放送開始以来、司会を務める愛川さんをはじめ、同局の須黒清華アナウンサー、峰竜太さん、薬丸裕英さん、山田五郎さんらがレギュラー出演している。

　サプライズで認定証を受け取った愛川さんは「非常にびっくりしました」と驚きながらも、「好きな仕事をただ普通に続けてやってきて、気が付いたら『世界最高齢の情報番組司会者』になっていたんですね。認定証は（愛川さんの劇団の活動拠点の）『キンケロ・シアター』に飾ろうと思います」と大喜び。同番組は来年放送20周年を迎えることから、「僕も自分が出演した長寿番組をいくつも思い出しますが、来年で20周年を迎える番組は初めてです。めでたいですね」と笑顔を見せた。

　番組の林祐輔プロデューサーは「愛川さんと収録の合間にお話ししていると、古くはテレビの創成期から、高度成長期、バブル期など、そのころのテレビ界の面白いエピソードを聞かせてくれます。その度に、愛川さんが長く第一線で活躍してこられた偉大さを実感しています」とコメント。来年2月に1000回目の収録を迎えるといい、「記念すべき1000回は、アド街らしいスペシャル企画にしたい」と意気込んでいる。愛川さんがギネス世界記録の認定を受けた模様は、27日午後9時から「出没！アド街ック天国～奥秩父温泉郷～」内で放送。