ふしぎな岬の物語:吉永小百合と“岬”の店主が舞台あいさつに 2人は「ずーっと友達」

「ふしぎな岬の物語」の舞台あいさつに登場した(左から)成島出監督、吉永小百合さん、玉木節子さん
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「ふしぎな岬の物語」の舞台あいさつに登場した(左から)成島出監督、吉永小百合さん、玉木節子さん

 女優の吉永小百合さんが15日、「USシネマ木更津」(千葉県木更津市)で行われた主演映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)の舞台あいさつに登場した。舞台あいさつには、キャストやスタッフの憩いの場となった千葉県の喫茶店「音楽と珈琲の店 岬」の店主・玉木節子さんも登壇。吉永さんは、玉木さんについて「(今作で)コーヒーのいれ方をマスターして毎日いれていて、今朝もいれてきましたが、いれる時に、心の底から『おいしくなあれ』と願うとおいしくなるものですね。節子さんとは、お会いした時からずーっと友達だったという感じがしました」と語った。

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 玉木さんは「今も岬に来る方は『小百合さんはどこに座られたの?』とあらゆるところに座られるの。岬は小百合さんのにおいでいっぱいです。今もお客さまと話す時、海を見ている時、コーヒーをいれている時、常に小百合さんが寄り添っているような気持ちを感じて生きています。小百合さんが中に入っちゃったような! 双子の気持ちがよく分かりましたね」と話した。

 また、映画は千葉県で撮影されたこともあり、吉永さんは「(映画は)小さな岬の物語なのですが、千葉の美しい景色がいっぱいありますし、私たち俳優も人と人とのつながりを心をこめて演じたつもりです」「いろいろな意味で千葉とのつながりができてうれしいです」と話していた。

 映画は、森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)が原作で、千葉県の明鐘岬に実在した喫茶店を舞台に、女性店主と人々の交流を描く。吉永さんと成島監督との共同企画として発足し、吉永さんは主演のほか、プロデューサーとして映画に携わっている。喫茶店の女性店主・悦子を吉永さん、悦子を献身的に守り続けるおい・浩司を阿部寛さん、常連客を笑福亭鶴瓶さん、突然里に戻ってきた常連客の娘・みどりを竹内結子さんが演じている。

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