May J.:ディズニーに「魔法をかけられた」 司会の音楽番組が10年目に

「J−MELO」のセットで笑顔を見せるMay J.さん
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「J−MELO」のセットで笑顔を見せるMay J.さん

 ディズニーの劇場版アニメ「アナと雪の女王」の日本版主題歌「Let It Go~ありのままで~」がヒットし、ブレークした歌手のMay J.さんが、2008年から司会を務める音楽番組「J−MELO」がこのほど、放送10年目を迎え、それを記念した回が放送される。May J.さんに、ディズニー作品との出会いや、日本の音楽とアーティストを世界に発信している同番組への思いを聞いた。

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 「J−MELO」は、NHKの海外向け英語チャンネル「NHKワールドTV」の全編英語の番組。05年に放送をスタートした。日本のポップス、ロック、ジャズ、ヒップホップ、クラシック、トラッドなどを、約150の国と地域に向けて放送しており、BSプレミアムでも毎週土曜深夜2時40分に放送されている。

 May J.さんは「日本の音楽の特徴は多様性だと思っていて、その部分をしっかりと伝えることができる唯一の番組。それを10年も続けてこられたのはすごいことだと思います」と話す。司会を始めた当時を「私自身、洋楽を聴いて育ってきたので、最初は本当にゼロからのスタートでした」と振り返り、「勉強に勉強を重ね、いまでは自信を持って日本の音楽を世界に発信できるようになったし、いまや番組は自分のホーム(家)のようなものですね」と心境を明かす。

 またゲストアーティストとMay J.さんのコラボも番組の見どころで、特に印象に残っているのはギタリストの渡辺香津美さんだという。「世界的にも有名なギタリストで、それまでR&Bというジャンルの枠でしか活動してこなかった私に、こんな素晴らしいジャンル、アーティストがいるんだってことを気づかせてくれる大きなきっかけになりました」と話した。

 趣味がほとんどなく「毎日、音楽のことばかり考えている」といい、「私は子供のころからディズニーの映画が大好きで、そこから流れてくる音楽の中にあるポジティブなパワーに、3歳で魔法をかけられたんですね」とうれしそうに話す。「今回、『アナと雪の女王』の話をいただいて、踏ん張り続ければ、誰かがきっと見ていてくれているっていうのを感じたので、自分も誰かに希望を持ってもらったり、笑顔になってもらえるように、これからも歌い続けていきたいですね」と目を輝かせていた。

 「J−MELO」が10年目に突入したことを記念した回「『J−MELO 10年目に入りました!』 Kicking Off Our 10th Years」は、NHKワールドTVで19日深夜0時10分に放送。BSプレミアムで25日深夜2時40分に放送される。

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