シンガー・ソングライターの長渕剛さんが演出を務めたモデルの冨永愛さんの独り舞台「Ai 愛なんて 大っ嫌い」が22日、東京都内で行われた。冨永さんの自叙伝を舞台化した作品で、公演後の会見で長渕さんは「娘を嫁に出した気分。後ろの方で号泣しましたよ。あーよかったなと思ってね」と感慨深げに語り、同席した冨永さんに、「これから先はショーと自叙伝をきっかけに、表現の世界にどんどん入っていって、新しい境地を極めていってほしい」とエールを送った。
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「Ai 愛なんて 大っ嫌い」は長渕さんがプロデュースした冨永さん初の自叙伝で、今回の舞台はその出版を記念して一夜限りで行われた。長渕さんが音楽以外のエンターテイメントを演出するのは初めてといい、長渕さんの指導について聞かれた冨永さんは「厳しいですよ。でもそれと同時にすごく優しい。私の中の感情を表現してくれた」と絶賛。中でも朗読については厳しかったといい、長渕さんは「(収録の時)違う違う違う全部違うって(指導して)。(冨永さんは)泣きましたね、赤子のように」と明かすと、冨永さんは苦笑しつつ、「でも長渕さんは、女の人の朗読のまねしながら指導してくれた。本当に頭が上がらないです」と感謝していた。
また、冨永さんは今回の舞台を終え、「初めて感じる達成感」と充実した表情を見せ、「ここまで来るのに1年間、時間と労力をかけてきた。皆さんと長渕さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と語っていた。
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