北野武:「SAMURAI賞」受賞で 「脱皮のきっかけになれば」

東京国際映画祭で「SAMURAI賞」を受賞した北野武監督
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東京国際映画祭で「SAMURAI賞」を受賞した北野武監督

 映画監督の北野武さんが31日、六本木ヒルズ(東京都港区)で行われた「第27回東京国際映画祭(TIFF)」のクロージングセレモニーに登場。今回から新設された「SAMURAI(サムライ)賞」を受賞した北野監督は「最近お笑いとかテレビとか映画とかで内心ムズムズするものがあって。もしかすると脱皮して、急にセミとかトンボとか違うものになって飛んでいくような気がしていて、(この賞が)そのきっかけになれば……」と独特の言い回しで受賞の喜びを語った。

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 北野監督は、受賞について「俺一人じゃ嫌だと言ったら、ティム・バートンさんを連れてくると。『シザーハンズ』で(自分が)ショックを受けた、ものすごいビッグな監督なんで、その人と2人なら恥ずかしくないということで(今日は)来ました」とユーモアを交えてコメント。バートン監督は「この賞を、ここにいる偉大な北野武監督と一緒に受賞するというのは非常に名誉なことです。本当にこれは光栄です」と語った。

 「SAMURAI賞」は、「『サムライ』のごとく、常に時代を切り開く革新的な映画を世界に発信し続けてきた」映画監督や俳優に対して贈られる賞で、今回は北野監督とバートン監督が受賞した。

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