back number:「自分のダメな部分さえもいとおしいと思えた」 初の横アリワンマン9日放送

横浜アリーナでの初ワンマンライブが9日に放送される「back number」のメンバー(左から)小島和也さん、清水依与吏さん、栗原寿さん
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横浜アリーナでの初ワンマンライブが9日に放送される「back number」のメンバー(左から)小島和也さん、清水依与吏さん、栗原寿さん

 2011年にメジャーデビューを果たした3人組ロックバンド「back number(バックナンバー)」が、9月に行ったアリーナツアーのうち、横浜アリーナ(横浜市港北区)でのライブの模様がWOWOWで9日に放送される。バンドにとって初めての同所での単独公演で、「自分のダメな部分さえもいとおしいと思えたのは初めて」とも話すメンバーがライブを振り返った。

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 「back number」は、作詞・作曲を手がけるボーカルとギター担当の清水依与吏(しみず・いより)さん、ベースとコーラス担当の小島和也さん、ドラム担当の栗原寿さんの3人組。今年に入り「fish」(2月5日発売、4位)、「繫いだ手から」(3月19日発売、9位)の2枚のシングルをオリコン週間ランキングのトップ10入ると、3月26日に発売した最新アルバム「ラブストーリー」で、同アルバムランキング2位を獲得。今回のアリーナツアーは、5月から全国20カ所を回ったホールツアーの追加公演として開催され、横浜アリーナで9月14、15日に行われた。

 バンドは昨年11月にイベントで横浜アリーナのステージを体験済み。清水さんは、その時のことを「これまでの会場とは違って、最後列の客席が遠いと思った」と振り返り、「だから、ワンマンライブではその一番後ろまで自分たちの音楽を届けることを目標にして、1年間活動してきました」と明かす。

 放送されるのは9月15日の公演で、清水さんは「初日(14日)で“最後列まで届ける”という目標が達成した気がして、むしろ2日目の方が緊張してしまった。なんで自分の曲をこんなに苦しそうに歌うのかというぐらい、眉間にシワが寄っていたと思います」と苦笑いする。

 反対に「初日の方が緊張した」という小島さんは「『スーパースターになったら』という曲でお客さんが一緒に歌ってくれたんですけど、その音量のすごさ、大きさといったら、他の会場では味わえないものでしたね」とうれしそうに話すと、栗原さんも「盛り上がる曲だとみんな跳びはね、バラード系だとちゃんと耳を傾けてくれる、お客さんの“静と動”の一体感はすごかったですね」と手応えを感じたようで笑顔を見せた。

 改めて「『ライブはお客さんが作るものだ』という言葉を実感した」という清水さんは、「歌っているうちに自分のダメなところも見えたけれど、そこも含め、お客さんから絶対的に抱きしめてもらっている感覚がありました。自分のダメな部分さえもいとおしいと思えたのは初めてでした」としみじみ。最後に「だからこそもう一度、原点に立ち返って“小さい歌”を歌いたいなって、今は思っています。もちろん同じ質では納得できないので、いままで以上にいい曲を、自分が本当にいいと思えるものを追求して、常にウソのない状態でステージに立てれば」と前向きに語った。

 番組「back number “love stories tour 2014~横浜ラブストーリー2~”」はWOWOWライブで9日午後9時半に放送。またback numberに加え、いきものがかり、秦基博さんらが出演し、4日に日本武道館(東京都千代田区)で行われたライブイベント「いきものがかり・秦基博・back number Present 島田昌典30thスペシャルライブ」も12月14日に放送予定。

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