仲村トオル:おバカキャラに初挑戦 新境地も「羞恥心との戦いに苦労」

1月スタートの連続ドラマ「怪奇恋愛作戦」に出演する仲村トオルさん=テレビ東京提供
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1月スタートの連続ドラマ「怪奇恋愛作戦」に出演する仲村トオルさん=テレビ東京提供

 俳優の仲村トオルさんが、来年1月から放送される連続ドラマ「怪奇恋愛作戦」(テレビ東京系)に天然キャラの刑事役で出演することが13日、明らかになった。脚本・監督を務める劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(ケラ)さんは「トオル君には、このドラマ内で一番頭の悪い登場人物を演じてもらってます。彼のキャリア史上間違いなく最もばかげた役だと思われます」と紹介。仲村さんは「今回は明らかに羞恥心との戦いに苦労しました。今まで言ったことのないようなセリフ、演じたことのないような感覚での演技。それが吉と出るか凶と出るか……」と振り返りながら、「いえ、おそらく『仲村・新境地開拓!今後はこの路線をひた走る?』とご覧になった方に思っていただけるような作品に仕上がっていると期待してます」とアピールしている。

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 ドラマは、劇団「ナイロン100°C」を主宰するケラさんが「時効警察」(テレビ朝日系)以来、8年ぶりにテレビドラマの脚本・監督を務める作品で、ケラさんと仲村さんは舞台「黴菌(ばいきん)」(2010年)以来のタッグとなる。婚期を逃したアラフォー3人が、強力な“負のオーラ”に吸い寄せられるかのように、人造人間、吸血鬼、妖怪などによるさまざま怪奇現象に巻き込まれる……というホラーコメディーで、麻生久美子さんが主演を務め、坂井真紀さん、緒川たまきさんも出演する。1960~70年代の怪奇空想ドラマと、80年代の恋愛トレンディードラマをミックスしたような内容になるという。

 仲村さん演じる三階堂登は、麻生さん演じるヒロイン・夏美の幼なじみで純真無垢(むく)な40歳の“天然刑事”。夏美がオーナーになるはずだったカフェの場所に建っていた店「喫茶面影」のアルバイトの20歳の萌香とは恋人同士だが、プラトニックな関係という役どころ。

 ドラマの見どころについてケラさんは「(麻生さん演じる)夏美と、彼が演じる三階堂刑事との、ゴールインしそうでしない奇妙な純愛は、最重要要素のひとつだったりもする」と話している。脚本を読むたびに「思わず大声で爆笑していた」と話す仲村さんは、「ホラーとラブとコメディーと。この三つの要素を一作品の中で『三巴』にできるのはケラさんだからこそ。怪奇、恋愛、作戦、いずれかひとつの要素だけが突出せず、欠けもせず、ちゃんと存在しているドラマではないかと」と話している。

 ドラマはテレビ東京系の深夜枠「ドラマ24」で、2015年1月から毎週金曜深夜0時12分に放送。

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