NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で主演を務めている人気グループ「V6」の岡田准一さんと2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」で主演を務める女優の井上真央さんが21日、NHK放送センター(東京都渋谷区)でバトンタッチのセレモニーを行った。昨年セレモニーを体験している岡田さんは「大河の歴史ががつながっていくことを感じた。なにより、(自分の後が)井上さんなら、大丈夫だと思うし、ぜひ頑張ってほしい」と井上さんにエールを贈った。
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井上さんは「私の周りの女性がで、ちょっぴり大丈夫かなって不安もあります」と心境を明かしつつ、「花燃ゆ」も「みなさんにとって楽しみだなって思えるような作品にし『軍師官兵衛』にたくさんはまっている。その方たちにとって官兵衛が終わるのはさみしいことなのたい」と決意を新たにした。
セレモニーでは恒例のドラマのゆかりの地にちなんだ品々の交換も行われ、岡田さんは福岡市の「博多織」の帯を井上さんに渡し、井上さんは山口県下関市の「ふく(フグ)刺し」を岡田さんに贈った。井上さんは「すてきな帯で、どこかでつけてみたい。岡田さんの重いも織り込まれていると思う」とうれしそうな表情。岡田さんは「まさかの生ものですか」と苦笑しつつ、「おなかに入れると消えてしまうので、さみしいですが、その土地のことを知ることは大河の撮影の思い出のひとつ」と喜んでいた。
「軍師官兵衛」は、戦国時代末期に“天才軍師”と称され、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた黒田官兵衛の生涯を描き、12月21日に最終回を迎える。「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・文が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊皇攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(くさか・げんずい)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚した人物で、ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えて、まっすぐに生きた文の生涯を描く。15年1月4日から放送。
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