田中麗奈：男女の愛憎劇で7年ぶり民放連ドラ主演　“巻き込まれ型”ヒロインに

　女優の田中麗奈さんが、2015年1月スタートの連続ドラマ「美しき罠～残花繚乱～」（TBS系）で主演を務めることが24日、明らかになった。田中さんが民放の連ドラに主演するのは、08年4月期放送の「猟奇的な彼女」（同）以来、7年ぶり。年上男性との不倫など、自分がまいた種により、男女の愛憎劇に巻き込まれていくヒロイン・西田りかを演じる田中さんは「動物的本能を楽しんでいきたい」と語っている。

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　田中さんはドラマのオファーを受けた時のことを「『え、どうして私？』って、びっくりしました」といい「いままでの自分のイメージとは違う、意外な題材の話をいただけたのかなって。自分の日常とのギャップも新鮮で、面白そうと思った」ともコメント。同ドラマの栗原美和子プロデューサーは「田中さんに演じてもらえると聞いた瞬間、一気にヒロイン像が見えた。『巻き込まれ型ヒロイン』というか、自分から挑むような感じではないので、巻き込まれていくなかで、どれだけ秘めた強さを見せてくれるのか」と期待を寄せている。

　「美しき罠～残花繚乱～」は、岡部えつさんの小説「残花繚乱」（双葉社）が原作。3年間の不倫にピリオドを打ち、“いわくつき”の結婚に向かおうとするりか（田中さん）が、自分がまいた種とはいえ、愛憎の罠にはまっていき、さまざまな思惑と闘いながら真の幸せを勝ち取る……という内容。りかの長年の不倫相手で、ハンサムな野心家・柏木荘太を村上弘明さん、荘太の妻でりかと敵対していく美津子を若村麻由美さん、りかの見合い相手だが、その裏では美津子への思いを断ち切れずにいる青年実業家・落合圭一を「劇団EXILE」の青柳翔さんが演じ、物語は4人の激しい愛憎模様を中心に展開していく。

　そのほか、愛憎模様をさらに複雑にさせる、りかの“敵役”として三浦理恵子さん、高橋かおりさんも出演。演出は「101回目のプロポーズ」「素顔のままで」「Age，35 恋しくて」「バージンロード」の光野道夫さん、脚本は「Age，35 恋しくて」「ラブジェネレーション」「神様、もう少しだけ」「大奥」で知られる浅野妙子さんが手がけている。

　「美しき罠～残花繚乱～」は、15年1月8日から毎週木曜午後9時に放送。初回は15分拡大版。