アメリカ横断ウルトラクイズ:徳光和夫、福留功男との“確執”語る CSで復活

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 アメリカ大陸を横断しながら1000問以上の難題に挑戦し、ニューヨークを目指す日本テレビの超大型クイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」の第13回大会(1989年放送)が2015年1月からCS放送「ファミリー劇場」で放送されることになり、元同局アナウンサーの徳光和夫さん、小倉淳さん、タレントの渡辺正行さんが15日、東京都内で会見。徳光さんが初代出題者を務めた福留功男さんとの“確執”を明かすなど3人が番組の裏話を語った。

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 アメリカ横断ウルトラクイズは、日本テレビ系で1977年から90年代にかけて全17回にわたって放送された視聴者参加型のクイズ番組。参加者は「知力・体力・時の運」を合言葉に、アメリカ大陸を横断しながら途中のチェックポイントで、「どろんこクイズ」「ばらまきクイズ」といったさまざまなクイズに挑み、決勝の地であるニューヨークを目指していく。今回放送される第13回大会は1989年に放送され、豪州、ニュージーランドにも上陸し、米本土のボルティモアで行われた準決勝早押しクイズの激戦が伝説となった。

 初回から第11回まで国内リポーターとして“敗者の味方”を務めた徳光さんは「トメさん(福留さん)が独裁者に見えたよね」と振り返り、「嫌いなわけではないんですけど、特段好きではない(笑い)」と冗談めかし、普段は仲がいいものの「ウルトラクイズの期間は、勝者というか“敵の親分”だと思って努めて対峙(たいじ)していましたね」と説明。当初は「交互に(海外へ)行く案もあったんですが、僕が『ズームイン!!朝!』をやるようになって、結局行かれなくなって、敗者担当になるという経緯がある。そこからですよ。若干確執が生まれたのは」と冗談めかした。

 また、徳光さんの後を継いで第12回から国内リポーターとして参加した渡辺さんは「ものすごいプレッシャーで、本当にドキドキして緊張したことばかり覚えている。大役でしたね」とコメント。徳光さんは「何で代わったのと思ったんですが、(当時)ニュースを担当することになって、あんまりバラエティーチックじゃ良くないと、それで退かざるをえないことになった」と経緯を明かし、「私よりもなべちゃん(渡辺さん)のコメントの方が面白いからなのかと、一時はあなたも恨んだんですよ」と笑わせた。

 一方、第12回から海外リポーターを務めた小倉さんは、今回放送される第13回の準決勝について「ものすごい戦いだった。4人がものすごく優秀で1時間以上ずっとクイズをやっていた」と振り返り、「(一大会で)1万問くらいクイズを持っていっていたんですが、途中で問題が足らなくなった。テープ交換ですと言って、裏側でトメさんも参加してその間に作り足したんです。30~40分待たせたんじゃないかな。一番の危機でした。スタッフの中で緊張が走りました。スタッフが全ての回で最もびびった回。本当に名作。印象に残ってますね」としみじみと語っていた。

 ファミリー劇場では今年6月に放送し、好評を得た第12回大会に続き、「史上最大!第13回アメリカ横断ウルトラクイズ」を15年1月29日から毎週木曜午後9時に全5回にわたって放送。「今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集PART2」と題したオリジナル特番も各回放送後の午後10時半から放送予定。特番では小倉さんを司会に、徳光さんや渡辺さんをはじめ、番組に携わったスタッフやキャスト、大会に出場した挑戦者たちをゲストに迎えて、第13回大会の裏側や思い出などについてトークを繰り広げる。

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