二宮和也:吉永小百合と親子役に 山田洋次最新作で初共演

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 人気グループ「嵐」の二宮和也さんが2015年に公開される山田洋次監督の新作映画「母と暮せば」に出演することが17日、明らかになった。1948年の長崎を舞台に、原爆で亡くしたはずの息子と母親とのファンタジーで、二宮さんは女優の吉永小百合さんと親子役で初共演する。

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 二宮さんは同日、東京都内で行われた会見に吉永さんらとともに出席。吉永さんが「全国の二宮さんのファンの方に、にらまれそうですが、すてきな親子になりたいと思います」と茶目っ気たっぷりにあいさつすると、二宮さんも「全国の吉永さんのファンににらまれないよう私も気をつけたいです」と笑わせた。

 映画は、ヒロシマ、ナガサキ、沖縄をテーマに“戦後命の三部作”を作り上げることを晩年の課題にしていた故・井上ひさしさんの遺志を引き継いで、「ナガサキ」をテーマに山田監督が作る作品。長崎で助産府をして暮らす伸子(吉永さん)の前に、3年前に原爆で亡くなったはずの息子・浩二(二宮さん)がひょっこり現れ、その日から浩二は時々、伸子の前に現れるようになり、二人の時間は奇妙だが楽しい特別な時間だったが……という山田監督初のファンタジー。結婚の約束をしていた浩二の恋人役で黒木華さんも出演する。

 会見には山田監督、黒木さんも出席。二宮さんは「すごく緊張しています。常に映画のなかにいる人達が目の前に飛び出てきた感覚。ここに座っている意味を自分なりに問い詰めながらいろんなものを吸収したい」とコメント。山田監督は「こういう企画に巡りあえるのは幸運だったなと感じている」としみじみと語り、「生涯で一番大事な作品を作ろうという気持ちでいます。必ずやいいものに仕上げないといけない。仕上げなきゃ、井上さん、長崎の人にも申し訳ない」と力を込めた。映画「母と暮せば」は2015年春にクランクインし、15年12月12日に公開予定。

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