琉球国之図:220年前に制作された秘蔵の沖縄地図 テレビ初公開

17日放送の「国仲涼子がたどる 琉球の石 ~地図伝来の謎~」でテレビ初公開される「琉球国之図」=1796年制作 尚財団 収蔵
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17日放送の「国仲涼子がたどる 琉球の石 ~地図伝来の謎~」でテレビ初公開される「琉球国之図」=1796年制作 尚財団 収蔵

 RBC琉球放送は、江戸時代の測量家・伊能忠敬の日本地図完成より25年早い1796年に制作された沖縄の地図「琉球国之図」の現物撮影に成功したことがこのほど、明らかになった。17日午後4時から放送の番組「国仲涼子がたどる 琉球の石 ~地図伝来の謎~」で、映像をテレビ初公開する。

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 「琉球国之図」は、沖縄本島の全体図が記された1796年制作の地図。現在の地図と重ね合わせてもほぼズレのない海岸線の正確さに加えて、なぜカラフルに色分けされているのかなど、解明されていない謎も多い。存在が明らかになったのは10年前で、現在は東京都内で厳重に保管されているが、これまで現物が公開されたことはなかった。RBC琉球放送は今回、メディアとして初めて現物撮影に成功した。

 番組は、RBC琉球放送の創立60周年記念特番で、当時制作にあたった琉球王国は、世界最先端の測量技術をどのようにして手に入れたのかなど、「琉球国之図」を巡る謎やルーツに迫る。沖縄を主な舞台とした2001年放送のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」でヒロインを務めた女優の国仲涼子さんがナビゲーターを担当。TBS系全国28局で17日午後4時~同54分に放送される。

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