奈良くるみ:2度目の全豪は「1回戦からギアを上げて勝ちにいく」

全豪オープンテニスに挑む奈良くるみ選手(写真:Getty Images)
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全豪オープンテニスに挑む奈良くるみ選手(写真:Getty Images)

 豪州メルボルンで19日に開幕した2015シーズン最初のテニスグランドスラム(4大大会)の「全豪オープンテニス」。ランキング50位内にランクインし、日本人女子選手として活躍に期待がかかる奈良くるみ選手に、初戦のポーランドのアグネツカ・ラドバンスカ選手の印象や大会への意気込みを聞いた。奈良選手のほか、“日本のエース”錦織圭選手、クルム伊達公子選手などの試合はWOWOWで現地から連日生中継される。

ウナギノボリ

 −−昨年の全豪オープンに入った時のランキングは74位でした。現在39位になった感想と、今シーズンの目標を教えてください。

 トップ50に居続けられたらいいなと思います。30~40位の選手には十分勝てるチャンスも出てきています。上位の選手に勝ち切るところまでが、自分には足りていなかったと思うので、今年はトップの選手に勝っていけるような試合を作っていきたいです。

 −−2年連続2度目の「全豪オープンテニス」大会への意気込みをお願いします。

 初戦からタフな相手ですけれども、元気なうちにシード選手と当たれるということは逆にチャンスじゃないかなと思っているので、1回戦からしっかりギアを上げて勝ちにいきたいと思っています。

 −−初戦のアグネツカ・ラドバンスカ選手にどのような印象を持っていますか。

 パワーはそこまでない選手なのですが、頭がよく冷静にプレーしてくるなという印象です。相手の嫌なところを突いてきたり、本当に落ち着いている選手だと思います。

 −−ラドバンスカ選手のコーチは、18回もグランドスラム制覇を果たしたマルチナ・ナブラチロワさんですが、なにか意識しますか。

 そうですね、すごいコーチですね。私の(原田夏希)コーチもすごいと思うので、そこはあまり考えずに頑張りたいと思います。原田コーチと一つ一つ話し合って、自分たちのテニスの方向性というのをきちんと確かめてコミュニケーションが取れているので、よい形ができています。

 −−どのような作戦を考えていますか?

 相手もミスがすごく少ない選手だと思うので、自分もじっくりラリー戦に持っていて、まずは相手を焦らすことが大事になってくると思います。以前戦った時よりも展開力とか、仕留めるボールっていう点で自分も成長してきている部分があると思うので、そこで相手を倒していけたらいいなと思っています。

 *……WOWOWでは、大会の様子を連日生中継。大会2日目となる20日のデイセッションは午前8時55分から、ナイトセッションは午後4時50分からWOWOWライブで生中継。大会は2月1日まで。

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