花燃ゆ:「じっくり育てたい」 NHK巻き返しに期待

「花燃ゆ」の主演を務める井上真央さん
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「花燃ゆ」の主演を務める井上真央さん

 女優の井上真央さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の初回(4日放送)の視聴率が大河ドラマ史上3番目の低さとなるなど苦戦していることについて、同局の板野裕爾放送総局長は21日の定例会見で、「長い目で見ていきたい。主人公の方は戦国武将ほど有名ではない。じっくり育てていきたい」と巻き返しに期待した。

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 「花燃ゆ」の初回の平均視聴率は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。昨年の「軍師官兵衛」の初回視聴率(18.9%)を下回り、1963年以降、89年の「春日局」(初回14.3%)、77年の「花神」(初回16.5%)に次ぐ史上3番目の低さとなった。11日放送の第2回は13.4%と3.3ポイント落としたが、18日放送の第3回は15.8%と復調の兆しを見せている。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・杉文(ふみ)が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊王攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(くさか・げんずい)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚した人物で、ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えて、まっすぐに生きた文の生涯が描かれている。総合テレビで毎週日曜午後8時、BSプレミアムで午後6時に放送。全50回。

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