ワンピース
第1164話 サウロの想い 受け継がれたオハラの意志
5月31日(日)放送分
テレビドラマ「夜行観覧車」(2013年)で主人公の娘役を演じ鮮烈な印象を残すなど、ドラマや映画、CMなどに出演してきた杉咲花さん。31日に公開される映画「繕い裁つ人」(三島有紀子監督)では、2代目の女性店主が営む古い洋裁店の顧客だった母親の服を、自分用に仕立て直しにやって来る女子高校生の役で出演している。杉咲さんは「好きな監督さんの作品に出させていただき、ただただうれしいです。人の温かさが感じられる映画です」と笑顔で語った。
あなたにオススメ
トムとジェリー:フル3DCGの新作劇場版「時をこえる魔法の羅針盤」が全世代に“刺さる”理由
「三島監督の『しあわせのパン』(12年)が大好きだったので、役が決まったときはとてもうれしかったです」とハキハキと語る杉咲さん。役柄の女子高生のゆきは、少々シャイな女の子だ。
「自分の意見を友達に強く言うことができなくて、気が弱くて自分に自信がない。でも優しい女の子だと思いました」とゆきの性格を分析。仕立屋の市江(中谷美紀さん)に、母親から譲り受けた洋服を持ち込み、自分用に仕立て直してもらいたいとオーダーする。お願いするときの必死な表情が可愛らしいが、「オーダーするとき、ゆきは勇気が必要だったと思いました」と話す。
仕立て直したブルーのワンピースを着た途端、ゆきの表情に明るさがともされる。「服をリフォームし直して着るというスタイルは、私自身もすてきだなと思います。自分用の服を着たことで、ゆきは自信が持てたのだと思いました。ゆきの気持ちに応えた市江さんも、とてもすてきだなと思います」とそのときの心境を表現する。
衣装合わせで服に袖を通したとき、「フワッとした優しい着心地。市江さんがゆきのために作ったのだから、ゆきの性格にぴったりに出来上がった」と仕立て直した市江の思いまで感じたという。
「市江さんの生きざまは魅力的。カッコいいと思いました。自分の仕事、心に決めたことをやり通していて、ブレていないんです」
そんな市江がゆきの仕立て直しで服にはさみを入れるシーンは一発勝負だった。「現場は緊張感でいっぱいでした。ゆきとしては、その瞬間『あぜん』ですね。でも、私は一発勝負が好きなので、その状況を楽しんでいました」とあっけらかんと語る。
14年に公開された出演作「イン・ザ・ヒーロー」の撮影も並行して行われていた。二つの映画に出演してみて、「ドラマが大好きでこの世界に入ったけれど、映画っていいなあと思いました」と目を輝かせる。
「三島監督の現場は、スタッフ、キャストみんなが監督に愛情を持って、監督の思いに応えていました。感動で震える体験でした」
思い出深いシーンに、映画の見どころの一つである「夜会」のシーンを挙げる。顧客たちが1年に一度、オーダーメードの服で着飾って集まる大人だけの会。ゆきは友達と一緒に夜会をのぞき見て、大人の晴れ晴れとした姿に驚き、憧れる。
「夜会のシーンは早朝からタイトなスケジュールで、丸2日間くらいかけて撮りました。1台のカメラでアングルにもこだわって、たくさんの人が集うシーンをすごく丁寧に撮っていったんです。大好きなシーンです」
昨年、情報誌「日経トレンディ」(日経BP社)が予測する「2015年の顔」の一人に選ばれた。喜びもあるが、「びっくりしました。名前を挙げてもらってうれしかったんですが、それによって何か変わるということはないです。自分というものを忘れたくないんです」と冷静だ。
周囲の期待も「プレッシャーではなく、作品がたくさんの人に届けられるという喜び」なのだという。
「人の前に立つのは本当は苦手なんです。授業中に作文を読むのも苦手。すごく緊張します。でもなんとかなるかなと思って。楽天家なんですよ。自分の出演した過去の作品を見返すときもありますが、満足はしないですね。でも、そのときの自分は100%の力を出しているのだけれど……。止まることなく、女優として進化していきたいです!」
杉咲さんが出演した映画「繕い裁つ人」は中谷さん、三浦貴大さん、片桐はいりさん、黒木華さん、伊武雅刀さん、中尾ミエさん、余貴美子さんらが出演。31日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開。
<プロフィル>
すぎさき・はな 1997年10月2日生まれ。東京都出身。2013年、テレビドラマ「夜行観覧車」(TBS系)、14年に「なぞの転校生」(テレビ東京)、「MOZU」(WOWOW・TBS)などに出演。映画は「イン・ザ・ヒ−ロー」(14年)に出演、スタジオジブリの劇場版アニメ「思い出のマーニー」(14年)では声の出演を果たす。15年には「繕い裁つ人」のほか、出演した「愛を積むひと」の公開が控えている。
(インタビュー・文・撮影:キョーコ)
アニメなどが人気の「機動警察パトレイバー」の新作アニメ「機動警察パトレイバー EZY(イズィー)」の第1章のスタッフトークイベント「ぶっちゃんの部屋<パート2>」が6月2日、グラ…
俳優の坂口憲二さんが、6月2日に東京都内で行われた映画「キングダム」のシリーズ第5作「キングダム 魂の決戦」(佐藤信介監督、7月17日公開)のワールドプレミアに出席。作中屈指の人…
「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」のフィルムコンサート「『葬送のフリーレン』フィルムコンサート2026」のキービジュアルが公開…
「響~小説家になる方法~」などで知られる柳本光晴さんの将棋マンガ「龍と苺」が、6月3日(発売の連載誌「週刊少年サンデー」(小学館)27号で完結し、約6年の連載に幕を下ろす。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のテレビアニメ「呪術廻戦」の第2期「渋谷事変」のキャラクターなどがデザインされたバスタオル「…