大島優子:助演女優賞に「恐怖心もある」

「第36回ヨコハマ映画祭」の表彰式に登場した大島優子さん
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「第36回ヨコハマ映画祭」の表彰式に登場した大島優子さん

 元AKB48で女優の大島優子さんが「第36回ヨコハマ映画祭」で助演女優賞を受賞し1日、神奈川県立音楽堂(横浜市西区)で行われた表彰式に出席した。白いドレス姿で登場した大島さんは「今まで助演女優賞を受賞した方がすごい名前ばかりで、そこに自分が並ぶんだと思うと……認められたのかなというのと恐怖心もすごくあって。頑張れよと期待してもらってるのかなと受け止めて。みなさんの愛のムチだと思って賞を受け止めようと思いました」と思いを語った。

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 昨年6月にAKB48を卒業してから初めての映画「紙の月」(吉田大八監督)の演技が評価されて同賞に選ばれた大島さん。「女優として自分の道を行こうと決めて、すぐにこういった賞をいただけるのはあまりにもスピードが速すぎてびっくりした」と驚きを語りながらも、「(受賞は)サプライズな出来事。今でもまだ(実感は)60%ぐらい。ドッキリじゃないですよね? これがもしドッキリだとしたら超怒り狂いますね」と笑わせていた。

 さらに、女優としての目標についても「今日もたくさんの方が見てくださってると思うし、一人ひとり(の観客にとって)の“センター”になれたらいいなと思います」とコメント。スピーチ後は、会場に集まった多数のファンが直接花束を手渡そうとステージに駆け寄る場面もあり、大島さんは笑顔で一人ひとりから花束を受け取っていた。

 ヨコハマ映画祭は、“映画ファンが主催するユニークな映画祭・映画賞”として今年で36回目を数える映画祭。映画「紙の月」からは、宮沢りえさんが主演女優賞、池松壮亮さんが助演男優賞、大島さん、小林聡美さんが助演女優賞を受賞した。主演女優賞の宮沢さんは欠席した。

 ◇第36回ヨコハマ映画祭・各賞は以下の通り(敬称略)

 作品賞「そこのみにて光輝く」▽監督賞 呉美保「そこのみにて光輝く」、安藤桃子「0.5ミリ」▽森田芳光メモリアル新人監督賞 久保田直「家路」▽脚本賞 高田亮「そこのみにて光輝く」「銀の匙~Silver Spoon」▽撮影賞 近藤龍人「そこのみにて光輝く」「私の男」▽主演男優賞 綾野剛「そこのみにて光輝く」▽主演女優賞 宮沢りえ「紙の月」▽助演男優賞 池松壮亮「紙の月」「ぼくたちの家族」▽助演女優賞 小林聡美「紙の月」、大島優子「紙の月」▽最優秀新人賞 門脇麦「愛の渦」「闇金ウシジマくん Part2」「シャンティデイズ365日、幸せな呼吸」、清野菜名「TOKYO TRIBE」「少女は異世界で戦った」、佐倉絵麻「ぼんとリンちゃん」、高杉真宙「ぼんとリンちゃん」▽特別大賞 津川雅彦

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