乃木坂46松村:経験重ね「照れ無くなった」 西野&桜井とWOWOWドラマ初出演

「連続ドラマW 天使のナイフ」に出演する「乃木坂46」の(左から)桜井玲香さん、西野七瀬さん、松村沙友理さん
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「連続ドラマW 天使のナイフ」に出演する「乃木坂46」の(左から)桜井玲香さん、西野七瀬さん、松村沙友理さん

 アイドルグループ「乃木坂46」の桜井玲香さん、西野七瀬さん、松村沙友理さんが、22日にスタートするWOWOWの連続ドラマ「天使のナイフ」に出演する。現役アイドルグループのメンバーが社会派作品の多いWOWOWのドラマに出演するのは今回が初めて。「乃木坂46に声をかけてくださったことが、とにかくうれしくて」と語る松村さんら3人に話を聞いた。

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 ◇異色オーディションを経て“選抜”

 ドラマは薬丸岳さんのデビュー作で2005年に江戸川乱歩賞を受賞した「天使のナイフ」が原作。少年犯罪における贖罪(しょくざい)の意味を問う社会派ミステリーで、小出恵介さんが13歳の少年たちに愛する妻を殺された主人公・桧山貴志を演じる。桜井さん、西野さん、松村さんの3人は、桧山が店長を務めるカフェで働くアルバイト店員役で、それぞれ乃木坂46メンバーを対象にしたオーディションを経て抜てきされた。3人の役名は初回放送まで明かされず、1人は物語の重要な鍵を握る役になる。

 オーディションは事前に用意された台本を無視した異色の内容だったといい、西野さんは「乃木坂の歌を1曲選んで、歌詞を朗読したり、質問に対して『歌詞だけ使って答えて』って言われて……。まっつん(松村さん)が最初やったら緊張で(歌詞が)出てこなくて、『私、大丈夫かな』って頭がいっぱいになった」と明かすと、松村さんは「用意されたセリフを楽屋で一生懸命練習していたのに……。何を聞かれても『おいでシャンプー』しか出てきませんでした」と苦笑い。キャプテンを務める桜井さんも「自分のことで精いっぱいで」と振り返った。

 ◇シリアス作品に桜井「難易度高い」

 難関を乗り越えて役をつかんだ桜井さんは「これまでちょこちょこドラマや映画に出させてもらってきましたが、今度の作品はシリアスというか難易度が高いので緊張しています」と明かす。それでも、演出の永山耕三さんから「『いい経験だから、やり切れ』と言ってもらった。頑張ろうと思います」と意欲を見せる。

 松村さんからは「みんなのちょとずつちょっとずつの積み重ねが今回の仕事につながったと思うし、以前は演技をするのが恥ずかしくて、照れがあったんですけど、いろいろと経験して慣れたのか、照れが無くなりました」と頼もしい発言も。一方、西野さんは「普段から声が小さい方なので、元気なカフェ店員さんになれれば」と笑顔で意気込んだ。

 ◇小出恵介の演技に松村「だまされてる?」 

 すでにドラマの撮影はスタートし、主演の小出さんらとの共演も実現。松村さんは「今まで、他の役者さんの演技を間近でじっくり見る経験がなかったので、勉強になるというか、すごく刺激を受けています」と充実の表情。桜井さんも「長ゼリフや長回しのシーンが多いドラマなので、現場の緊張感、空気感がとても新鮮。いい勉強になっています」と現場の様子を明かす。

 最後に店長役の小出さんの印象を聞くと、桜井さんは「私がNGを出した時も、『大丈夫(だよ)』って感じの雰囲気を作ってくれて。優しい方です」と明かしたが、西野さんは「空き時間になると、ちょっと近寄りがたいかな」とまだ打ち解けていない様子。松村さんは「どれが本当の性格なのかわからないというか、『私、だまされてる?』って思うくらい演技がナチュラル。あと目力がすごいので、その目力に負けないようにしたいですね」と話した。

 連続ドラマW「天使のナイフ」は全5話。WOWOWプライムで22日から毎週日曜午後10時放送。第1話は無料放送される。

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