大泉洋:ナックスの魅力引き出す“マジック”とは 北海道ローカル番組Pが語る

大泉洋さんや安田顕さんら演劇ユニット「TEAM NACS」の魅力を語ったHTBの杉山順一プロデューサー
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大泉洋さんや安田顕さんら演劇ユニット「TEAM NACS」の魅力を語ったHTBの杉山順一プロデューサー

 俳優の大泉洋さんが所属する演劇ユニット「TEAM NACS(チーム・ナックス)」のメンバーが総出演する北海道ローカルのバラエティー番組「ハナタレナックス」(北海道テレビ放送)が15日午後1時55分からテレビ朝日系で初めて全国放送される。映画やドラマで大活躍する大泉さんや安田顕さんら「TEAM NACS」のバラエティー番組における魅力についてプロデューサーの杉山順一さんが語った。

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 「ハナタレナックス」は2003年にスタートした北海道ローカルのバラエティー番組。今回の特別番組は「ハナタレナックスEX(特別編)大泉洋が!安田顕も!ふるさと北海道で素顔全開!?自由気ままなドライブ旅☆ちょいのり!in函館」と題してメンバー5人が1台の車に乗り込み自由気ままにドライブ旅に出かける企画がメイン。函館の街を舞台に5人がハプニング続出の珍道中を繰り広げる。

 「TEAM NACS」は大泉さん、安田さんのほか、リーダーの森崎博之さん、戸次重幸さん、音尾琢真さんの5人からなる演劇ユニット。いずれも北海学園大学の演劇研究会出身で、地元・北海道ではさまざまなバラエティー番組に出演しているが、5人がそろうのは「ハナタレナックス」だけだ。杉山さんは「5人でいるときは大泉さんが司令塔的なポジション。残りの4人の面白さや魅力を引き出してきたのも、大泉さんだろうと思っている。普通の人が普通に接しているとどこが面白いのか分からない。その人の魅力を引き出すのがうまい」と絶賛する。

 例えば、安田さんについて、杉山さんは「根暗で無口で普通はバラエティーに向かない」と評しながらも、「大泉君が『今日、収録で一言でもこいつの声聞いた?』みたいないじり方をするとがぜん目立つ。『どれだけしゃべらないんだろう』と見てみると面白くなる」と分析。森崎さんについても「一番普通の人」としながら、「大泉君が悪ふざけするのに対して、正論で突っ込んでくる。そこで正論と異論との微妙なずれが生まれ、最後は正論が負ける面白さがある」と解説する。

 音尾さんも「普通に見れば、ただのお人よしだが、大泉さんが『音尾はただのバカなんじゃないか』とか『お人よしと何も考えてないバカとはどれだけ紙一重なのか』とか微妙なところを突いてくることによって、そういうふうに見ると可愛く見えてきたり、面白く見えてきたりする」と“大泉マジック”を解説する。杉山さんは「恐らく大泉さんが見つけてきたキャラクターは、本人も自覚をしていなかったところもいっぱいあって、自分のこういうところって面白いんだと気づいて、『じゃあこうしよう、ああしてみよう』というところがいっぱいあるんだと思う」と語る。

 ただ、戸次さんに関しては他のメンバーとは異なり、「とにかくうっとうしい。ルックスがイケメンな分、余計面白いのかもしれないんですけど、一番バカなんですね。今回の番組でも随所に出るんですけども、舞い上がっちゃってテンション高くてという部分が元々あって典型的な“うざい”タイプ。でも、この5人の中でいうと、そのうざさが面白く見えてくる。全体のバランスの中で一人浮足立っているのが面白い」と分析。「5人個々の面白さも魅力あるんですけど、この5人でそろった時に、うまいバランスで光り始める感じというのはあると思う」と語った。

 杉山さんは今回の「ハナタレナックス」の初めての全国放送について、メンバーにとっては「あまり多くの人に見られたくない姿も結構あり、うれしい半面恥ずかしいみたいなところも多い」としながら、「本人たちが『北海道で作るバラエティー以外はもうバラエティーに出る機会はない』と言い切っている。我々が作るこのバラエティーでしか、バラエティーに出演する彼らを見る機会はないと思うので注目してほしい」とアピールした。番組は2月15日午後1時55分~3時20分に放送予定。

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