花燃ゆ:NHKは視聴率巻き返しに期待 若い女性からは好評の声も

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主演を務める井上真央さん
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NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主演を務める井上真央さん

 女優の井上真央さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴率が苦戦していることについて、同局の板野裕爾放送総局長は18日の定例会見で「派手派手しい戦国時代を描いているわけではないですが、人間像をじっくり描きながら、皆さんに見ていただける演出を考えている」と巻き返しに期待した。

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 板野総局長は「若い女性から好評という内部の調査結果がある。中高年の方に対する働きかけも考えていきたい」と話し、木田幸紀理事は「吉田松陰のドラマではなく、文のドラマであると強調していきたい」と語った。

 「花燃ゆ」の初回の平均視聴率は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。昨年の「軍師官兵衛」の初回視聴率(18.9%)を下回り、1963年以降、89年の「春日局」(初回14.3%)、77年の「花神」(初回16.5%)に次ぐ史上3番目の低さとなった。また、15日放送の第7話が自己最低の11.6%を記録した。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・杉文(ふみ)が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊王攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(くさか・げんずい)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚した人物で、ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えて、まっすぐに生きた文の生涯が描かれている。総合テレビで毎週日曜午後8時、BSプレミアムで午後6時に放送。全50回。

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