第87回アカデミー賞：助演女優賞は「6才のボクが、大人になるまで。」のパトリシア・アークエット

　世界最高峰の映画の祭典「第87回アカデミー賞授賞式」が23日（現地時間22日）、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、助演女優賞は「6才のボクが、大人になるまで。」のパトリシア・アークエットさんが受賞した。

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　「6才のボクが、大人になるまで。」は、リチャード・リンクレイター監督が手がけ、4人の俳優が12年間、一つの家族を演じたという画期的な作品。6歳の少年が、18歳の若者へと成長するまでを描き、“アカデミー賞の前哨戦”といわれる第72回ゴールデン・グローブ賞で映画の部ドラマ部門の作品賞など3部門を獲得した。アークエットさんは少年の母親役として34歳からの12年間を演じた。　

　アークエットさんは「キャスト、クルーのみんな、映画のなかの家族、監督、子供たち……」と感謝の言葉を投げかけると「人類の平等を、女性にも平等の権利を与えるときがきています」と訴えかけた。

　第87回アカデミー賞授賞式の模様は、WOWOWプライムで「生中継！第87回アカデミー賞授賞式」と題して同時通訳で生中継されており、本日午後9時からは字幕版で再放送される。

　◇助演女優賞のノミネートは以下の通り（敬称略）

　パトリシア・アークエット「6才のボクが、大人になるまで。」▽ローラ・ダーン「ワイルド（原題）」▽キーラ・ナイトレイ「イミテーション・ゲーム　エニグマと天才数学者の秘密」▽エマ・ストーン「バードマン　あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」▽メリル・ストリープ「イントゥ・ザ・ウッズ」