みみめめMIMI:「視聴覚アカデミーvol.2」開催 プラニメもゲストに登場 ワンマンライブを発表

「視聴覚アカデミーvol.2」を開いた「みみめめMIMI」のタカオユキさん
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「視聴覚アカデミーvol.2」を開いた「みみめめMIMI」のタカオユキさん

 声優のタカオユキさんによるユニット「みみめめMIMI」のイベント「視聴覚アカデミーvol.2」が3日、東京・原宿アストロホールで開催された。「視聴覚アカデミー」は、「チャレンジする場を持ちたい」と昨年からスタート。12月に開催した第1回では、声優ユニットのi☆Risをゲストに迎え、ライブのほか朗読も披露してファンを楽しませた。今回は2人組アイドルユニットのプラニメをゲストに迎えて開催した。

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 みみめめMIMIのライブをサポートするDJウコッケイこと、DJアリーさんによるDJタイムでイベントはスタート。田村ゆかりさんや中川翔子さん、UNISON SQUARE GARDEN、ASIAN KUNG−FU GENERATIONなどのアニソンを大音量で流して盛り上がると、次にゲストのプラニメが登場した。

 プラニメは、元BiSのカミヤサキさんと、元いずこねこのミズタマリさんによる2人組アイドルユニットで、趣味のコスプレをきっかけに昨年夏に結成。アイドルシーンにおける異色の存在として、注目を集めている。みみめめMIMIのタカオさんは「動画で初めて見て、めっちゃカッコいいと思ったのがきっかけで、ライブに足を運んだらさらにホレてしまった」と今回ゲストに招いたという。プラニメのミズタさんも「自分のラジオ番組に、タカオさんがコメントをくれたことがあり、後日、サイン入りのCDをくださって感激しました。同じ関西出身でもあるので、いつかお目にかかって、関西トークをしたいと願っていました」と言い、今回めでたく、相思相愛で共演がかなった形だ。

 プラニメは、昨年リリースしたシングル「Plastic 2 Mercy」や1月にリリースしたシングル「UNIT」など全7曲を披露。EDMとロックが入り交じった楽曲に乗せて、2人は左右のお立ち台に立って、パワフルなダンスを披露した。観客もペンライトを振りながら、曲に合わせて掛け声を掛けたり合いの手を入れたり、メンバーが客席にマイクを向ければ一緒に歌うなどして盛り上がった。最後にはメンバーが「またいつか、みみめめMIMIさんと一緒にできるように頑張りたい。応援してください!」とコメントし、短い時間ながら一体感のあるステージを披露した。

 みみめめMIMIのステージは「瞬間リアリティ」や「サヨナラ嘘ツキ」などの人気曲を中心に、新曲あり、カバーありのバラエティーに富んだ内容で8曲を披露した。3曲目には、みみめめMIMIが出演するガールズ動画コンテンツ「LoGiRL」のコーナー内で作った即興ソングを1曲に仕上げて披露。その名も「ひなあられソング」で、なんと2日前に完成したできたてホヤホヤの楽曲とのこと。「ひなあられ」と「花粉症」をテーマに、花粉症に悩むおひなさまがひなあられを食べてテンションが上がり、その勢いで原宿アストロホールにやって来るという歌詞。ポップで可愛らしい同曲をピアノの弾き語りで披露、この日限りのサプライズ演出に観客も盛り上がった。MCでは、花粉症の曲を作ったにもかかわらず「実は私、花粉症ではないので……」と告白する場面も。また中盤には「みんなアニソンは好きですか? 一緒に歌いましょう!」と、アニメ「となりの怪物くん」オープニングテーマソングとして人気の戸松遥さんの曲のカバー「Q&Aリサイタル」を観客と一緒に歌って場内が一つにまとまった。

 みみめめMIMIは、その名の通り耳と目に由来することから、絶対に3月3日の“耳の日”にライブをやりたかったといい、「実現できてうれしい」とイベントの成功に笑顔を見せたタカオさん。アンコールではプラニメの2人を呼び込み、チャットモンチーのカバー「シャングリラ」を3人で熱唱し、観客も一緒に歌って大盛り上がりの中でイベントを締めくくった。

 また、この日は6月7日に大阪・梅田Shangri−La、6月28日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで、約1年ぶりのワンマンライブを開催することと、新曲「CANDY MAGIC」が、4月14日から放送がスタートするテレビアニメ「山田くんと7人の魔女」エンディングテーマに決定したことが発表された。

 新曲「CANDY MAGIC」については、「自分も好きな原作のアニメなので、決まったときはうれしかった。しかも声優としても出演させていただけるので、うれしさもひとしおです」とコメント。テレビアニメ「山田くんと7人の魔女」は高校が舞台ということから「3年間という限られた時間の中で、一生懸命、学園生活を送るからこそ輝くものがある。学生に限らず、私たちも一生という限られた時間の中で生きているのは同じ。そういう時間のはかなさを、口に入れると溶けてしまうキャンディーのはかなさに重ねて書いた」という。ライブについては、「大阪でのワンマンは初で、私は兵庫県出身で神戸と大阪で青春時代を過ごしたので、大阪でのワンマンライブでは、故郷という温かさの感じられるライブをやりたい。大阪のみんなと早く会いたい」とコメント。ワンマンライブでは新曲「CANDY MAGIC」も披露するという。

 さらに、1枚目のアルバム「迷宮センチメンタル」の楽曲を題材とした小説「憧れパンデミック」を、5月31日に電子書籍で発売することも発表した。同小説は、これまでに雑誌「リスアニ!」に掲載されたほか、みみめめMIMIが出演するイベント会場でフライヤーとして配布、前回の「視聴覚アカデミーvol.1」でも朗読を行ったもので、全11話あるものが、今回の電子書籍ではまとめて読めるとのこと。

 新曲にワンマンライブに電子書籍にと、多彩に活動するみみめめMIMIは、今後は「もっと大きな会場で、ファンと両思いになれるライブを行いたい」と話す。「プラネタリウムのような、丸い会場でやりたいです!」と今後の活動も注目を集めそうだ。

 (リポート・文:榑林史章)

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