藤野涼子:“大役”の新人女優が号泣 蔵之介らベテラン俳優陣から絶賛

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 宮部みゆきさんのミステリー小説を映画化した「ソロモンの偽証 前篇・事件」(成島出監督)が7日、公開初日を迎え、主演を務める新人女優の藤野涼子さんや佐々木蔵之介さん、夏川結衣さん、小日向文世さんらが舞台あいさつに登場。演技経験ゼロにもかかわらずオーディションで約1万人の中から主役に抜てきされた藤野さんは「何もかもが初めてのところから、監督をはじめ、夏川さんや蔵之介さん、小日向さん、(同じ中学生キャストの)仲間とともにここまでやってきました」と涙を流しながらあいさつした。

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 藤野さん演じる主人公の中学生・藤野涼子の父を演じた佐々木さんが「娘(藤野さん)のお陰でお父さん役をやれた。涼子と彼女(藤野さん本人)と皆の成長がリンクしていて現場で心を打たれていた」と撮影を振り返ると、夏川さんも「涼子の母になれてよかった」と藤野さんを絶賛。小日向さんも「(藤野さんを見ていて)役者として役を作るとか、演じるというのはどういうことなのかを考えさせられた」と賞賛し、藤野さんは時折涙をぬぐっていた。

 映画は、宮部みゆきさんの長編推理小説が原作。クリスマスの朝に、学校の校庭に14歳の生徒が転落死し、警察は自殺と判断したが、目撃者を名乗る匿名の告発状が届く。そして、次々と生徒たちが犠牲になる中、主人公の女子中学生・藤野涼子が立ち上がり、真相を探るため「学校内裁判」を開廷する……という内容。「後篇・裁判」は4月11日に公開される。舞台あいさつには、板垣瑞生さん、石井杏奈さん、清水尋也さん、富田望生さん、前田航基さん、望月歩さん、成島監督も登場した。

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